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突然、藤棚というものを見てみたいと思い立ち、
海を渡ってきました。

小学校の修学旅行で訪れた豪農の館に、見事な藤棚があって、
まだ花の時期ではなかったのですが、強く心惹かれました。
あれから30年近い歳月が流れ、ふと脳裏によみがえり、
新潟市からのお客様に、どこかいいところ、ご存知ありませんか、と尋ねてみますと、
横越の博物館ですごいところがあるらしいよ、検索してみたら、とすすめられて、
調べてみますと、まさしく少女の日に訪れたあの館のことだったのでした。

北方文化博物館は、越後随一の豪農、伊藤家の邸宅を、
文化財として公開している博物館です。
ちょうど藤の開花時期とあって、平日ながら、かなりの人出でした。

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門扉をくぐる前から、風に乗って漂う甘い香り。
南国に咲くという、イランイランの精油に似ていますが、
もっとさっぱりとしていて嫌味がありません。

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棚の下は、したたる藤色の雨。
隙間から差し込む日の光がゆらめいて、
複雑な色彩の濃淡が、さざ波のように輝いています。

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清少納言は、松に寄り添うように咲く藤の美しさを称賛しました。
聡明な彼女は、はかなげに見える藤が松よりもずっと長生きで、
いずれはその松を絞め殺しさえすることを、知っていたでしょうか。

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伊藤家の藤も、今はすでに寄り添うべき元の樹を失って、
1本の独立した木のごとく鎮座しています。
歪み、ねじれた樹皮に刻まれた歳月には、ただ圧倒されるばかりです。

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北方文化博物館は、大広間から一望される日本庭園も素晴らしく、
その造成にまつわる、歴代当主たちの物語も、
熱心な学芸員さんが、たいへん興味深く話して下さいました。
このような大規模な邸宅は佐渡にはないものです。
佐渡人の感覚として、少なくとも歴史的な側面で言えば、
越後のことは、少し甘く見ているようなところがあったのですが、
考えを改めました。

小学生のころには、藤棚以外、ほとんど記憶に残らないくらい、
退屈な場所と感じたものですが、歳を重ねて訪ねてみますと、
見るもの全てが趣深く、藤のころは言わずもがな、
別の季節にも、また来たいと思わせる場所でした。

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2016.04.19 春の祭典
桜と共に、祭の季節が終わりました。
今年は花冷えの1日でした。
早めに咲いた桜も、なんとか持ちこたえて華を添えてくれました。

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個人的に、鬼太鼓の勇壮さは小佐渡の圧勝と確信しております。
残念ながら祭りの規模では、金井の新保八幡様は、かないません。
気温も低く、平日でもあるので、
昼過ぎにはそれほどでもないかと思ったのですが、
お宮入のころには、かなりの人出でした。

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祭には桜が似合いますね。
咲きはじめでもよし、満開でもよし、散り敷いていてもよし。
ないと物足りないけれども、
祭の主役をおびやかすほどにはでしゃばらない。

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夜は小倉地区の物部神社のお宮入へ。
かなり冷え込んできて、時間も押していたのですが、
皆さま、じいっと待っておりました。

体力仕事をしておりますので、時々、
そんなに好きなら自分も鬼太鼓をやらないの? と聞かれます。
女性が加わっているところも、最近はちらほら、あるようですね。

でもわたしは、ひらたく申しますと、鬼太鼓というのは、
男性を見るための祭典だと思うのです。
たとえば、おいらん道中は、女を見るためのものでしょう。

それと同じで、結局のところ、鬼太鼓を偏愛するわたしの性根というものは、
指をくわえて若い(?)男性を見ているのが好きな、
ミーハーなおばさんなのでしょうね。
いつまでも、鬼太鼓が、芸能ほどには気取らずに、
そんなよこしまな動機すらも受け止める、
懐の深い、土臭いような祭典であり続けてほしいと願っています。

今日はなんだか、どうしてだか、
小佐渡山脈が大きく感じられます。

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雲が低いせいかしら。
500m程度の山並みが、高くそびえ立って見えます。
こんなに勇壮な山だったっけな。

ふと、西の空を見やると、今日はこんな夕暮れ。

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代かきから、苗のまだ小さい今ぐらいまでの季節、
国仲平野は広大な水鏡です。

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日が長くなりました。
帰り道、西へ向かって車を走らせていると、
田植えを終えた田んぼのあぜ道が、燃えるように輝いています。

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一面のスイバの花が、西日を受けてきらめいています。
ちょっとオレンジがかったピンク色のグラデーションが、
なかなか素敵。

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こんなにたくさんのスイバが咲いているのは、
あぜの草刈にまだ手が回らない、大百姓さんの田んぼかな。

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