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2011年 7月23日 10:00 加茂湖・こごめの入り 24.5℃

忘れないうちに生き物調査の結果をまとめておきましょう。
今回は中等との共催で、デモンストレーション的な要素が強かったので、
地引網を引いた面積はいつもの1/3程度でした。

魚類は以下の通りです。

       マハゼ ・・・3
      ウロハゼ ・・・6
      スジハゼ ・・・1
      ヒイラギ ・・・1
   クロダイ(幼魚)・・・4
コノシロ sp.(幼魚)・・・40
        合計 ・・・55(匹)

IMG_0775_convert_20110723225321.jpgマハゼ

IMG_0780_convert_20110723225438.jpgウロハゼ

卵を持っているため、おなかが大きく膨らんでいます。
ハラビレが吸盤状に発達しているのはハゼ科の特徴です。

IMG_0782_convert_20110723225805.jpgスジハゼ

この写真はわかりにくいのですが、
側面にネオンブルーの斑点が筋状に並んでいます。

IMG_0774_convert_20110723225143.jpgヒイラギ

ナゼだか好きなんです、この魚。

IMG_0781_convert_20110723225627.jpgクロダイ

成魚は老け顔?ですが、幼魚はちゃんとカワイイ。

IMG_0783_convert_20110723225927.jpgコノシロ sp.

無脊椎動物は以下の通りです。

節足動物
    ヨシエビ sp.・・・25
  エビ(目大) sp.・・・1
ユビナガホンヤドカリ・・・8
      ヤゴ sp.・・・1
巻貝
       スガイ・・・1
      ウミニナ・・・173
    ホソウミニナ・・・61
ヒメケハダヒザラガイ・・・1
   ムシロガイ sp.・・・269
二枚貝
   アサリ(稚貝)・・・66
       マガキ・・・6
    ナミマガシワ・・・1

IMG_0787_convert_20110723230208.jpgウミニナ

IMG_0788_convert_20110723230345.jpgホソウミニナ

ウミニナの仲間は、干潟などの穏やかな泥の海を好みます。
このため全国的に生息域を減らしています。

ムシロガイは小さなものが多かったのですが、
今まではほとんど捕れなかったので、新しい収穫でした。
腐肉食ですから、①のシャコ同様、風が吹いたのと関係があるかもしれません。

参加者は主に中学生だったのですが、小さな魚たちは大人気でした。
特に男の子は、水槽の側から動きません。
どういうわけか、貝は嫌われ者で、若者たちから見捨てられていました。
女の子たちをけしかけけしかけ、ようやく拾い集めました。
以前小学生と調査をしたときには、男の子ですら泥に触れませんでしたから、
それに比べれば、なかなか立派です。

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今日、山は深い霧に包まれています。
こういうとき、何をするでもないのですが、やっぱり山に暮らしていてよかったと感じます。
海べたには暮らしたことがないので、
単に、こういうのが落ち着く、というだけのことなんですけれど。

2011年 7月26日 15:30 大浦 26.9℃

二見に入ったあと、長手岬をかわして大浦まで足を伸ばしました。
例のプロジェクトを実行に移すためです。
ふふふ。
本気だと思わなかったでしょう。そう、小石の下を巡る旅です。

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ここは、近年、海沿いにバイパスが整備されて、昔ながらの海岸ではないのですが、
50cmほどの海底に、手ごろな小石が無数に転がっている、うってつけの場所です。
前にも書きましたが、普段わたしは石を動かしたりしないので、
どういう結果になるか見当もつきません。

では、早速出かけるとしましょう。

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手当たり次第に石をひっくり返すと、
すごい! 予想以上です。石の裏には生き物がびっしり。
裏返した途端、突然、表面になってしまった岩の上から、
新たな岩陰へと向かって、我先にと、ものすごいスピードで移動していきます。
特にヒザラガイとトコブシの移送速度には、目を見張るばかり。
ウニはトゲで武装している自負からか、余裕の重役歩きです。

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石の下は小砂利で、クモヒトデやゴカイなどがたくさん潜んでいます。
ゴカイは極めて多様な種で、全く同定できません。何種類かいるように見えました。

細かく見ていきましょう。

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こうして見ると、カサガイなんかとは違って、
トコブシなどのアワビの仲間は、軟体が殻からずいぶんはみ出しています。
驚くと、きゅっと殻の内側に入り込んでしまいます。
自由に動いているときは、全身に毛が生えているような、不思議な姿です。

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これ、上はヒザラガイの仲間ですけど、下はウロコムシの一種でしょう。
ウロコムシはゴカイの仲間です。ウロコの数を数えて同定します。
今回はパス。

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これ、わかりますか。
写真の中央よりやや左下のほうに、不定形の透明な生き物が付着しています。
ウスヒラムシです。ヒラムシはプラナリアとも呼ばれ、
3つに切断すると3匹に殖える(もちろん5つなら5匹、7つなら・・・)
という脅威の生命体です。試したことはありませんけれど。移動速度もかなり早いです。

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二見ではニホンクモヒトデばかりでしたが、
こちらでは、ニホンクモヒトデも見かけるのですが、
より小型のアミメクモヒトデが多く見られました。
ちょっと触ると腕を次々に自切してしまいます。

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オレンジ色の受話器のコードのような生き物、けっこう見かけるのですが、
何のものかさっぱりわかりません。どちらが頭でどちらが尻尾かも謎です。
一方の端を砂利に中に、もう一方を岩に付着させているようです。

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砂利の中に半分うずもれていたスカシガイです。
生体ははじめてみたのですが、殻から想像していたより、ずっと大きい生き物でした。
背中に乗っている傘の頂部に穴が開いており、筒状の水管が飛び出しています。
殻だけ見ているときには、何のための穴かわからなかったのですが、
ちゃんと意味があったのですね。

IMG_0997_convert_20110728152934.jpg

何かが飛び出してきた! と思ったらカニでした。
イボトゲガニかな? 全身が細かい毛で覆われています。

小さな石の下にも、初めて見る生き物たちの生命の営みがありました。
楽しい旅だったけれど、なんだかちょっぴり罪悪感を感じてしまいます。
みんな、びっくりさせてしまって本当にごめんなさい。

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背の高い褐藻の生殖枝は流失して、海の中はすっきり夏仕様になりました。
明け方、強い雨が降りました。
思い返せば、二週間ほど降らなかっただけなのですが、
山の木の葉の色が変わり、雑草がちぢれるほど厳しい日照りでした。

今日、さっぱりと洗い流された清潔な風に吹かれて、
ほっとひと息ついているのは、人間ばかりではなさそうです。

2011年 7月26日 13:30 二見元村 27.5℃

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二見にもちらほら、海水浴の人影が見えるようになりました。
もっとも、ほとんどが地元の方たちのようです。
わたしの一番(か二番)のお気に入りのこの海は、オコゼの巣窟なので、
一般の海水浴客にはやや不向きかもしれません。

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驚いたことに、前回まで全く見つけられなかったノトウミヒルモが、あちこちに繁茂しています。
この2週間で、一気に生育した可能性がないわけではありませんが、
おそらくわたしが見落としていたのでしょう。
ともかく、8月に間に合ったのは幸いです。
この海草は、8月中旬ごろ、開花します。
蕾までは確認したのですが、開いた花はまだ未確認です。
週に2度くらいは入っていたのですが、去年は確認できぬまま、いつのまにか種が漂流していました。
今年も懲りずに挑戦したいと思っています。
海草にしては、わりと花らしい花ですよ。

ウミヒルモ属は、大きなシュートを発生させるアマモと違って、
地下茎で広がり、小さな葉を砂の上にのぞかせるだけです。
花は葉の付け根にひっそりと咲きます。砂にうずもれて見えないことも少なくないでしょう。
この海草、なんとなく南国の雰囲気がありませんか。
ウミヒルモ属のほとんどは、沖縄を中心とした南日本に分布しています。
もっとも北方まで適応しているのが、日本海特産種のノトウミヒルモです。
青森県で報告があります。

ウミヒルモの花を狙う8月、その特性上、わたしは砂の上に目を凝らします。
すると砂底とわたしの距離がぐっと縮まって、
今まで気付かなかったたくさんの生き物たちに目が留まります。

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これ、ヒモムシの仲間だと思います。
名前の通り、1mくらいの長い紐状の生き物で、
実物を見たことはないのですが、雰囲気はサナダ虫に似ているのではないかと思います。
昼間、砂の上に出ていることは滅多にないのですが、けっこう獰猛な生き物のようです。
この写真を撮った直後、小さなハゼがヒモムシの体をまたいだのに驚いて、
するすると元の巣穴に隠れてしまいました。

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こういう小さな穴は砂底に無数に開いています。
砂浜に暮らす生き物の多くは夜行性で、日中は穴の底にじっと身をひそめています。

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これは、本人は隠れているつもりかもしれませんが、随分中途半端な状態です。
ヒカリウミウシです。アマモの生えている砂~泥の海底に暮らすウミウシです。
真野湾と加茂湖ではよく見かけます。

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拾い上げるとすぐ、体を左右にくねらせて泳ぎ始めました。
このウミウシは、泳いでいるのによく遭遇します。泳ぎに自信があるみたい。

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比較的大型のウミウシで、全身の茶色と黄色の斑点や、大きなエラが素敵です。
その名の通り、エラの横の突起が発光するといわれています。

このくらいの水温だと、スーツなしはやっぱり寒いですね。
年に1、2回しか泳がないという、多くの佐渡人の気持ちもわからないではないです。
30℃を超えると、海の生き物にとっては過酷ですが、人間のほうはだいぶ楽になります。

岸に上がって、日に温まりながら、ぼんやり足元を見ていたら、
老化した褐藻の葉が、なにやら不自然な動きをしています。

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ヒメメリベです。メリベ!
会いたいと思っていました。これはもうほとんど神様の贈り物。
そんなに珍しいウミウシではないでしょうが、
この擬態を見破るのは至難の業だと思います。

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メリベの仲間は顔全体が口になっています。
上あごだけの“ど根性ガエル”のような顔です。
この口を大きく広げて、獲物を丸呑みにしてしまいます。

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波打ち際でアオスジアゲハが数頭、吸水していました。
雨が降らないので、やむなく海水を飲んでいるのでしょうか?
塩分を体内でどう処理しているのでしょう。

2011年 7月25日 10:30 多田海水浴場 26.2℃

雨間近い、むっとするような暑さで、うっかりスーツなしで入ってしまったのですが、
先日の台風でだいぶ撹拌されたのか、先週よりも水温は低くなっていました。

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アマモの生殖枝はまだまだ残っています。
期待したほどには時化なかったみたい。

今回は北東風が強かったので、テトラポットの防波堤の内側に、
色々と漂流物が入り込んでいました。
強い風が吹いたあとはこれが楽しみなのです。

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白く写っているのは、ミズクラゲです。
海水浴場にけっこうな数が入ってきていました。
わたし、このクラゲが苦手なんですよね。。。
時々、テレビなんかで、「ミズクラゲは刺さない」とうたっていることがあるのですが、
それは間違いです。毒針の長さが短いので、
毒が皮膚の下に届くことは滅多にない、というだけのことです。
実際の毒の威力はすさまじく、日本でもっとも恐れられている、
カツオノエボシやハブクラゲなどよりも強力だと言われています。
皮膚の薄いところは被害が出る可能性があります。
1年に一回くらいは刺されてしまうのですが、長期間しこりが残ります。
むやみに触らないほうがいいと思います。

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水面に、千切れて流された褐藻のいかだを見かけたら、
これは流れ藻と呼ばれるのですが、
藻の合間や、下をのぞいてみてください。

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ああっ、いました。
イシダイの子供たちです。
この時期、もっともよく見かける流れ藻の生活者です。
ある程度の大きさになるまで、流れ藻に付随して、漂流しながら暮らすと言われています。

そのほかにも、ウミウシやクラゲの仲間、
小さなエビや魚などが付着していることもあるようです。
残念ながら、今回は見つけられませんでした。
このような流れ藻には、小さなヒドロ虫が発生していたり、
毒のある触手の切れ端が混じっていることも多いので、注意が必要です。
どうやら、唇の上をちょっと刺されてしまったみたい。

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海の方舟にばかり気をとられていたら、すぐ側をさあっと、何かがすり抜けていきました。
小さなサヨリの群れです。サヨリは海藻に卵を産みますから、
今年のガラモ場から巣立ったばかりの、さしずめ新社会人、と言ったところでしょうか。

2011.07.24 飛べない鳥
ゴーヤのおいしい季節になりました。
最近まで、あの独特の苦味を敬遠していたのですが、
切ってから、塩でよくもむといいと聞いて、(常識?)
それ以来、夏の食卓になくてはならない野菜になりました。

10年以上前に習ったインドカレーの要領で、
タマネギと一緒に炒め、スパイスで味付けします。
かつてインドを放浪したという方から聞いた、本場仕込みのインドカレー。
習った当初は本格派、だったはずなのですが、徐々にうろ覚えとなり、
今ではいい加減に自分のレパートリーになりました。

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付け合せはヤブカンゾウの蕾のピクルスです。
開花間近の蕾を米酢に漬けただけ。
2、3日目がおいしいようです。

それから、生卵。
辛いものは大好きなのですが、
かなり辛くして、生卵で緩和するのがいつもの好み。
どうしてこんなに生卵が好きなのかな?
つらつら思い起こしたのは、子供の頃、祖母が飼っていたたくさんの雌鶏たちと、
それから、買ってきたばかりの、愛らしいひよこたちのむくむくとした毛ざわり。
そのころは、田舎の百姓の家ではどこでもそうだったのですが、
今では望むべくもない、贅沢な卵を食べていたのでした。

鶏小屋の一番奥に、もう一棟小さなとり小屋があって、
あまり近付かないように言われていたのですが、
そこには一羽の、立派なオスのキジが入っていました。
キジの食性を考えると、そんなに長期間は飼えなかっただろうと思います。
祖父が、孫たちに見せるために、要領の悪い若鳥を生け捕りにして、
一時的に入れておいただけかもしれません。

毎日こっそり様子をうかがうのが楽しみだったのですが、
キジは、薄暗い小屋の奥で、まるで剥製のように、つんとすましてこちらを見据えていました。
ある日学校から帰ると、今朝までそこにいたはずのキジの姿が見当たりません。
小さなトリ小屋でしたから、いよいよ手に負えなくなって、逃がしてやったのです。

キジは空を飛んでいったの、とわたしは聞きました。
本来飛べない鳥ですから、とつとつと、おっかなびっくり、
草薮の中へ消え入ったというのが実際のところでしょう。
たぶん家族もそのように説明してくれたはずです。
幼いわたしは納得しませんでした。目を閉じると、
色鮮やかな翼を広げて、空高く、ワシのように悠然と飛び去っていく、
あのキジの姿が、まざまざと思い浮かぶのでした。

2011年 7月23日 10:00 加茂湖・こごめの入り 24.5℃

佐渡中等教育学校と、加茂湖水系再生研究所の共催で、
【第6回 こごめの入り生き物調査】を行いました。

今回、事前の段取りがあまりにもズサンだったので、
気の短いわたしは昨夜は眠れないくらい不機嫌だったのですが、
いざ調査を始めてみると、やっぱり楽しい!

その詳細は②にゆずるとして、
調査前になぎさを歩いてみると、シャコの死骸が打ち上がっているではありませんか。

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けっこうなサイズです。
人間が食べて投げ捨てた、という傷み方ではないので、
入り江に住んでいたシャコの可能性が高いでしょう。
20日前後に台風の影響で、強い北東風が吹いたので、
いくらか海藻なども漂着していたのですが、
そのような藻屑に混じって、打ち上げられてしまったのだろうと思います。

佐渡でも、沢根から二見にかけての、真野湾でも特に穏やかな海域で、
シャコが捕れることは知られています。
この付近と、加茂湖の環境は類似点が多いのかもしれません。

でも、シャコ。
加茂湖にもいるんですね。驚きました。

2011.07.23 虫愛づる姫
カワグルミの木立がざわめく、夏の始まりの季節に、
いつも決まって思い出すのは、ハッカ色をした大きな大きな毛虫のことです。

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クスサンの幼虫です。サンには蚕の字を当てます。
ヤママユガと呼ばれる巨大な蛾の仲間で、
美しい天然の繭を作ることで知られています。とはいえ、
クスサンはカゴメ状の硬い繭を作るので、絹糸をつむぐことは出来ません。

小中学校の登下校の道すがら、カワグルミの木立に差し掛かると、
終令を迎えたクスサンの幼虫が、繭を作る場所を求めて、
道路の上を這い回っているのに、しばしば遭遇しました。
この幼虫の魅惑的なヒスイ色や、脚の付け根のネオンブルーの斑点は、
少女だったわたしの心をとらえました。
毛虫の上にしゃがみこんで、じっと目を凝らすわたしに、母は言ったものです。
触ってみなさいよ。

若い時分に、都会の昆虫館で働いたことのある彼女は、
毒のある虫とそうでない虫を見分けることが出来ました。
彼女は子供たちが、触っても害のない生き物に興味を示すとき、
たとえそれが毛虫であっても、自分の手で触れて確かめることを奨励していました。

それがわたしの“環境学”の原点です。

2011.07.21 砂浜の始点
2011年 7月17日 13:00 椿尾海水浴場 28.0℃

椿尾は、真野湾を抜け、素浜へと至る外周線の、
最初の外海に面した海水浴場です。
今回、海水浴場の方は初めて泳いだのですが、
単調な砂底だと思っていたのが、岩盤の上に砂が積もった地形で、
これは素浜の特徴が出ていると思います。
ここは素浜の始点だったのです。

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海底に海藻が生えていますね。
これは砂のすぐ下に岩があることを示唆しています。

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いつも入っている岩場のほうは、砂底に隣接しているので、
砂がかった岩肌と、冬の荒波を好む、エビアマモの草原が広がっています。

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台風が来る前に入ったので、ところどころ、ガラモ場の残骸が残っています。
海が静まるころに、どう変わっているか楽しみです。

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大きなアジの群れが、海水浴場に入っていました。
追いかければさあーっと移動するのですが、
すぐに止まって、割と悠然とかまえています。

アジの群れは典型的な被捕食者です。
彼らがいる場所には、近くに捕食者の群れも潜んでいることが多いのです。

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今回は、ブリの子供たちが寄ってきていました。
捕食者と呼ぶには、まだまだ小さくて、弱い存在です。
これから、小アジなんかを食べて、大きく大きく育つのでしょう。

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厳しい暑さが続いていたので、海水の表面がモヤっとしています。
うっすら赤みが差していますね。一種の赤潮です。
このような赤潮の正体は動物プランクトンで、ウミホタルなども含まれています。

椿尾は、潮流の関係か、
さまざまな動物プランクトンが吹き寄せられることが多いのです。
内湾である真野湾よりも早く、アンドンクラゲが発生するのも特徴的です。

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先日はヒラワツナギソウをお見せしましたが、
シワヤハズも、青白い光をまとった美しい海藻です。
この海藻の見ごろは6月で、これから徐々に消失してしまいます。

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砂浜にはキス、コチ、カレイの仲間などが、砂底近く身をひそめています。
どれも白っぽい色や、ざらざらした灰色の模様で目立たない工夫を凝らしているのですが、
初めて見たシマウシノシタは、派手なボーダー柄のうえ、
近付いてもじっと動かず、なかなかの自信家ぶりです。
尾びれのふちの、目の覚めるようなシアンブルーは、残念ながらうまく写りませんでした。
比較的暖かい海を好むウシノシタです。

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砂浜の、岩のヘリなどに、時々、
薄ピンク色の糸くずが絡み合っているのを見かけませんか。
イトミミズを見たことがあれば、雰囲気が似ているかもしれません。
これはミズヒキゴカイのエラです。
ゴカイの本体は砂の中に住んでいて、有機物を食べています。
それにしても、水生生物のエラというのは、実に多様で個性的な器官だと思いませんか。
2011.07.21 夏の朝に
風の音で目が覚めました。
台風の外側ほど、風は強く吹くものですけれど、
それにしても、ほとんどかすめてもいない佐渡でこうなのですから、
今回の台風は本当に大きかったのだと思います。

結局雨は、1滴も降りませんでしたが、海は十分撹拌されて、
次に入るときには、すっきりとした夏仕様に様変わりしていることでしょう。

それにしても、夏の夜明けって、いいものですね。
空は大荒れなのに、心持ちは静か、
久しぶりにこういう朝を迎えたような気がします。
薄明かりに風の音が鳴っていて、それから鳥がさえずり始め、
東の空が赤らむと間もなく、
ヒグラシが一斉に鳴き始める、あの神秘的な瞬間が訪れました。

2011.07.20 OOPARTS
OOPARTS (オーパーツ)

out-of-place artifacts
場違いな加工品

ストーンヘンジや水晶のどくろが有名ですが、

オーパーツ、
わたしにとってそれは、

整えられた、中学1年生の

男子の眉毛。

抜いてあるだけでなくちゃんと書いてある。

誰が一体、何のために?

だけど彼らにしてみたら、
三十過ぎて、手付かずの女

の眉毛のほうが、
オーパーツなのかも。

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