上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今日、何気なく窓を見たら、
網戸に1匹のカメムシがへばりついていました。

IMG_2209_convert_20110918134949.jpg

なんということでしょう。
この虫が窓に飛来し始めると、
いよいよ夏が終わり、冬がもうそこまで来ている証拠です。
それにしてもまだまだ残暑が続いているのに、
こんなに早くカメムシを見つけてしまうなんて。

草の汁を吸って静かに生きているカメムシですが、寒いのが苦手で、
秋になると越冬のために、家の隙間という隙間めがけてやってきます。
触ると強烈なパクチーの臭い。
(と言っても、実はわたしはパクチーをかいだことはないのですが)
洗濯物なんかに紛れ込んでしまうと最悪です。

カメムシを家に入れずに、冬を心穏やかに過ごすは、
10月には決して窓を開けてはなりません。
開けても換気程度にとどめておくことです。
日差しの暖かな昼下がりなんか、
太陽に惑わされると次から次へと侵入してきます。

佐渡ではヘチガネと呼ばれているこの悪虫、嫌がられながらも、
「ヘチさん」「ヘッチン」「ヘチゴン」
などと愛称で呼ばれたりなんかもするのです。
それだけ身近な存在ということでしょうか。
家族団らんの夕食どき、この虫が蛍光灯の周りを飛び回っていると、
誰からともなく、「秋だね」とつぶやきがこぼれます。

スポンサーサイト
2011年 9月15日 14:30 多田海水浴場 27.2℃

多田のアマモ場を泳いでいると、海の中だということを忘れて、
草原を吹き渡る風になった気分。

IMG_2132_convert_20110915224308.jpg

モカサという海藻に覆われて、白っぽくみえている葉の先端部分は、
光合成が阻害されて枯死してしまう場合があります。
このような枯葉は、秋から冬の時化で一掃されますが、
地上の草同様、春になれば再び繁茂します。
台風のせいか、ところどころ、
すでに葉先がもぎ取られて、株元があらわになっています。

IMG_2121_convert_20110915224223.jpg

アマモ場の向こう、テトラポットの脇に沈んでいるサザエの貝殻ひとつ。

IMG_2125_convert_20110915223213.jpg

9日に来たとき、この貝殻の口から、1匹のニジギンポが顔をのぞかせていました。
今日もまたニジギンポが入っています。
よくよく目を凝らすと、2匹が交代で出入りしているではありませんか。
これはつがいに違いありません。
案の定、貝の中にはオレンジ色の卵が産み付けられています。

IMG_2129_convert_20110915223259.jpg

サザエのお家に住んでいるなんて、おとぎ話の妖精みたい。
何気なく、9日の写真を見返してみたら、
貝の口近くにまで、びっしりと産み付けられた卵が写っていました。

IMG_1975_convert_20110915223044.jpg

あれからずっと、ニジギンポたちは卵を守っていたのですね。
今日はずいぶん数が減っていましたから、あらかた孵化したのでしょう。
お疲れさま。
海に暮らす小さな命たちは、妖精のように夢見てばかりはいられないのです。

厳しい残暑にほとほと参っていますが、それもあとわずか。
次に雨が降ったら、あとにはもうこんな夏の日はないのだと思うと、
去り行く季節が名残惜しいのです。

2011.09.14 草の花
厳しい残暑が続いていますが、野の草たちは移ろう季節を確実に知っていて、
秋の花が野辺を彩っています。

IMG_2049_convert_20110914231905.jpg

ツリフネソウは大好きな野草のひとつ。
園芸品のインパチェンスや鳳仙花と同じ仲間です。
じわじわと水の染み出している、山の田んぼの土手なんかによく生えています。
赤紫色のものが大半ですが、今日偶然見つけたものは、優しい桜色でした。

IMG_2042_convert_20110914231812.jpg

さらに色味の抜けた、純白のものもあります。
これは羽茂へ向かう七曲の新道の脇に、大群落を形成していました。

IMG_8048_convert_20110914232012.jpg

ランを思わせる花が、秋風に揺れるさまは物憂く、儚げですが、
チリフネソウの茎は無骨で、かなり頑丈に出来ています。
つまるところ、田んぼの雑草なのですから、
簡単にはくたばらないしぶとさがあるのです。

そういう、草の花のような女性になりたいものです。

2011.09.10 麗しきぶす
昨日、海からの帰り道、
山越えの途中でトリカブトの花に出会いました。

IMG_1995_convert_20110910222929.jpg

ため息が出そうな素晴らしい瑠璃色。
佐渡では、この猛毒の花は、場所によっては道端の野草なのです。

腕などを打って内出血すると、青紫色のアザが出来ますよね。
このような色味を、佐渡弁では『ぶす色』と呼ぶのです。
トリカブトの花色を語源にしているのでしょう。
トリカブトの毒が、古くは『ぶす(附子)』と呼ばれていたことはよく知られています。
わたしがこの古名を知ったのは、中学校の英語の教科書に、
同名の狂言のあらすじが紹介されていたからでした。

もうひとつ、『ぶす(を)こく』という表現があります。
「ふてくされる、怒って黙り込む」というような意味で、親に叱られて、
「またぶすこいとる」などとしばしば揶揄されることの多かった子供の時分には、
『ブス』から派生した標準語と信じて疑いませんでした。
改めて調べてみると、醜女を示す『ブス』という言葉は、
以外にも戦後生まれの新語のようです。

トリカブトの毒を摂取すると、顔面紅潮や口唇の痙攣が表れると言われています。
憤慨して押し黙った様子を、このような状態になぞらえたのではないでしょうか。

『ぶす色』も『ぶすこく』も、
子供時代に繋がっているような、泥臭い言葉とばかり思っていましたけれど、
よくよく考えてみると、どうしてなかなか、雅な由来があるではありませんか。
最近の子供たちはめっきり佐渡弁を使わなくなったので、
『ぶす色』になって『ぶすこく』などと言っても、さっぱり意味がわからないかもしれません。
でもわたしたちのころは、確かにそういう子供時代だったのでした。

あのすさまじい台風12号、
と言っても、佐渡では少しばかり強い風が吹いただけでしたけれど、
あの台風が行ってから、めっきり秋の気配が濃くなりました。

まばゆい夏が去ろうとしています。
8月の終わりには、この山里で育ったツバメたちが、
山を降りるころあいを見計らうように、大きな一群を成していました。

IMG_1850_convert_20110910221315.jpg

電線にとまっているツバメたちが、空の五線譜に並んだ音符みたい。
そのツバメたちも、もうどこにも見当たりません。

2011.09.03 宇宙の夜明け
台風が近付いています。

強くて、美しくて、厳しい、
そしてあっという間に散ってしまう。

IMG_1947_convert_20110903104147.jpg

台風が連れてくる雲の姿は複雑で、
こういうときの朝焼けや夕焼けは、星雲のように神秘的です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。