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2012.02.22 春よりも遠く
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施設の入居者のお誕生日に合わせて、ケーキを試作しました。
前回はぶっつけ本番で作ったんですけど、レシピ片手に、
お菓子作りに不慣れなご老人方と一緒に作業を行うのは、
相当難易度が高いとわかりました。
手順だけでも確認したいと思って、まずは練習。

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ビスキュイを並べた型にいちごのババロアを流し込んだもので、
表面に、お隣の深草の少将の奥さんから頂いた、
(飼い主の奥さんです、念のため)
ストロベリーとりんごとブルーベリーのミックスジャムをのばしました。
自分としてはまずまずの出来栄え。

ジャムがおいしいです。個人的には、
1種類の果実で作るシンプルなジャムのほうが好みなのですが、
このババロアには、ミックスジャムのほうが合うみたい。
千切りにしたりんごの食感が残っているのが楽しい感じです。

ムースやババロアは、
冷蔵庫で数時間冷やすよう記載されていることが多いようです。
わたしの感想では、1日以上固めたほうが、
スポンジとも馴染んでうまくいくように感じました。

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ストロベリーよりも苺よりも、
いちごと書くのが似つかわしく思われるこの輝く果実は、
わたしにとっては祖父の思い出です。
田んぼのあぜばたに、たわわに実った赤い宝石は、子供任せでは、
まだほとんど白いものまで、根こそぎ採り尽くされてしまいます。
場所も知らされていなかったわたしたちは、
太陽に温められたぬるいいちごを、
祖父が摘んで来るのをいつも心待ちにしていましたが、
あれは確かに風薫る5月でした。

いつの間にか大人になってしまっていたように、祖父のいちごも絶え、
あろうことかいちごの旬までが、冬に変わっていたのでした。
春よりも遠く、夏を告げる果実だったのに、新年に先駆けて店頭に並ぶようになり、
今では、5月のいちごを探すほうが難しくなりました。
いちごを使ったお菓子も、すっかり出揃っています。
阿部なをさんの言葉を借りるなら、季節のものを、
本来の旬ではない時期に食べるかなしさを味わうような、冬のいちごです。

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そんないちごですけど、お菓子屋さんのものよりは、
格段に本物っぽい風味が気に入ったので、いつものごとく調子に乗って、
お世話になっている方の、お孫さんのお誕生日祝いに。
前日に大慌てで作ったので、まだババロアが完全に固まってなくて、
応急処置でリボンを結びましたけど、まさかそうとは気付かないでしょ。

実家から運んできた薪が、なんだか妙におうと思っていたら、
ヘチガネの巣窟でした。
もともと実家はヘチガネが多いのです。転がり出たヘチガネの腹が、
異様に丸々として、赤味を帯びているのも憎らしい。
薪と一緒にストーブで燃やしてやりました。

ヘチガネという、いかにもふさわしい呼び名は、
シタダミ同様、カメムシ全体の総称としても使われるようですが、
最も代表的なものはクサギカメムシで、とにかく圧倒的に数が多いので、
固有名詞として扱われることが多いようです。
温暖な季節には、庭木の枝先に鈴なりになっていることも。
こんなにも大発生するのは、食草が幅広いことも一因でしょうけれど、
食物連鎖の中では下位に位置する、草食系の弱い生き物だからです。

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ヘチガネ50匹に1匹くらいの割合で、
細長いカメムシが混ざっているのにお気づきですか。
サシガメといって、肉食のカメムシで、オオトビサシガメが多いです。
これ、ヘチガネの天敵と言われています。
食うものと食われるものが、同じ寝床で春を待っているとは、奇妙な因縁です。
ヘチガネを薄めたようなにおいがするので、一般には嫌われています。
わたしは差別主義者なので、サシガメは燃やさずに、大事に扱っています。

他の種類は、ヘチガネほど数は多くありませんけど、
カメムシは実に多様なグループのようです。

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同じ薪の束から出てきたのは、
広くて扁平なお腹に、透明な翅をまとうカメムシ。
見かけない顔ですけど、ハラビロヘリカメムシでしょうか。

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あ、いました。
ハート型の紋章を背負った、エサキモンキツノカメムシ。
おまじないみたいな親しみやすい名前ですけれど、
やっぱりヘチガネのにおいがします。

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子供の頃、キイチゴにくっついていた、
小型のツマジロカメムシを食べてしまったことがあるのですが、
舌先がびりびりと痛むうえ、吐く息も吸う息もヘチガネ臭くて、
一晩中泣いて過ごしました。

日常的に虫を食べる東南アジアでは、
大型のカメムシ類はしばしば食用にされるようです。
炒っておかずにふりかけたり、おにぎりの具!にしたりするとか。
あの名高いパクチーも熱帯では好まれるようですし、
香辛料みたいなものかしら。

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秋時分、ビロオドのような複雑な光沢を放つツノアオカメムシを見かけます。
お腹は明るい赤紫色で、正反対の補色の組み合わせ。
表裏のある、どぎつい色彩と、甲冑をまとったような幾何学的な体の構造は、
よくよく目をこらせば、ヘチガネにも見受けられるカメムシの仲間の特徴です。
そんなところが気になって、嫌なんだけど、見入ってしまう。
忌々しいけれど、興味の尽きない生き物です。

調子にのって、不便も楽しみのうちなどと豪語した報いでしょうか。
いよいよポンプに不具合が出て、修理屋さんを呼ばねばならぬ事態に。
貯水タンクが家の横に隣接しているので、直接汲みに行けば、
ポンプなしでも、一時的にはしのげます。
停電したり、水道管が凍ったとき、利便性がいいように設置されているのです。

山の小さな家は、大家さんがこの地に、数年実際に住んでから建てたもので、
第一に冬に対応したつくりになっています。
最初に訪れたときは、どうしてわざわざ、
県道沿いに、ちんまりした普通の家を建てたのか不思議でした。
せっかくの山暮らしですから、うっそうとした森の小道を抜けて、
静謐なイングリッシュガーデンに囲まれた、
ログハウスみたいな吹き抜けの家に至る。
そういうのに憧れませんか。

住んでみて納得、道沿いなら雪かきの不便も少ないし、
低い天井は暖房効率がいいので、ストーブに火を入れるとすぐに暖まります。
完全にイメージに流されていました、かつてのわたし。
移住に先立って家を建てた方たちは、素敵なんですけれど、
高い天井や広い庭に苦心されているようです。
そういう家に暮らしている方から聞きました。

唯一不便があるとすれば、それは立地上、仕様のないことですけれど、
沢から水を上げているので、ポンプを2台も使って水を供給してるんです。
実家では、家の上に水源があったので、水圧は低くても、
一切動力を使わずにすみ、メンテナンスは不要でした。

今日は水源近くのポンプも不調で、雪を踏み分け踏み分けして行って来ました。
こちらはすぐ再始動したのでひと安心。
雪が緩んでいて、靴は濡れるし、
お気に入りの雨具も泥だらけになってしまったのが、ちょっと悲しい。

この雨具に、白いスカートを合わせて過ごす今日も、ありえたかしら。
夢は遠いなあ。
だけど苦労を重ねるたびに、生活の実感が強くなっていく、
もし選べるとしても、泥まみれの今日を選ぶんじゃないかしら。
案外これが、わたしらしい夢の実現かもしれません。

朝寝坊して、一日家でゆっくり過ごすつもりが、
ポンプの調子が悪くて起こされ、その上、煙突掃除にくったくしたりで、
結局今日も、下界まで下りる羽目になりました。

帰りがけ、スーパーに立ち寄ると、驚いたことに、
店頭から佐渡牛乳が消えていました。
厳しい寒さが続いていましたから、お乳が出なくなったのかしら。
バターなんかの乳製品から調整するでしょうから、
牛乳がなくなるのは、本当に生産量が落ちているんだと思います。

例年、2月の中ごろになると、
地産の卵が品薄になって、
さびいもんし、鶏も卵、産まんなったみてえ。
お店の人とのそんなやり取りが、ちょっとした風物詩です。
切らさないように、見かけたら多めに買い込んでますけれど、
今年はまだ、卵はあるみたい。

牛さん、鶏さん、もうひとがんばり。
冬の終わりの、ここが最後の踏ん張りどころです。

山に越してきたばかりのころには、一日家で過ごす冬の休日は、
ひらひらした白いスカートなんかはいて、パソコンの前に座りっきりでしたけど、
今はあれやこれやで、つなぎを着て、降りしきる雪の中を、
家のメンテナンスに走り回っています。
7年目ですから、そろそろほころびが出てきて、
次々問題が持ち上がるのは頭の痛いところ。
でも、おかげで少しずつ、この家のことがわかってきました。

2012.02.18 The Time Has Come
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さあ、おまえ、今日がその日だ。
かんじきを履いて、恐れずに進め。
あらん限りの勇気を振り絞って、
茫漠と広がるこの銀色の雪原の中から、
コンポストを探し出すのだ。

2012.02.17 春よ、来い
20代の頃、田んぼに囲まれた小さなホームセンターに、
長く勤めておりました。
冬の寒さが幾分緩むが早いか、老いた農婦たちが、
春もんの種は、いつ入ってくるのんさあ、
と待ちきれぬ様子で聞いてくるのを、今すぐ蒔けるわけでもないのにと、
いつも訝しく思っておりました。

日増しに高くなっていく冬の終わりの太陽に、まぶしげに目を細めながら、
入荷したばかりの春蒔きの種を、ひとつひとつ手にとって、
裏返し、入念に目を通して、選びに選んでいる彼女たちの、
幸せそうな後姿を、今でも時々思い出します。
あのころは、若いわたしには、理解できるはずもないことでしたが、
それは農婦たちの、春を待つひたむきな、いじましい心の発露だったのでした。

種から野菜を育てられるほどの、技量を持たないわたしですら、
この時期は、整然と並んだ春物の種の前で、
ふと足を止めて、嬉しいため息のひとつもこぼれます。

ああ、もうすぐそこに、春。
近くて遠い、春よ、来い。

まだぱっとしない鉢物の花にも、ついつい手が伸びます。
冬の鉢花は、管理が難しいものが多いのです。
そろそろ、ヒヤシンスや水仙の目だし苗が並び始めています。
秋に球根を買ってもよいのですが、そうすると外に植えっぱなしにしてしまって、
春間近になると、そわそわと待ちきれなくなり、
結局、促成栽培の鉢物をまた買ってしまうのです。

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ヒアシンスは、2月に似合う花。
春に咲いているのを見ると、むつごくてちっとも好きになれないのですが、
雪を背景に窓際に飾るなら、これくらいぼってとしているほうがお似合いです。
もっとも、室内に置いておくとすぐに花が終わってしまいますし、
芳香も強いので、寒い玄関がちょうどいいみたい。

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花が終わったら、花壇のすみに埋めておくと、翌年からは、
落ち葉の合間に、野草みたいに可憐な花をもたげるようになって、
わたしはそちらのヒアシンスの雰囲気のほうが好きです。

冬の厳しい日本海側は、球根植物にとっては楽園です。
チューリップや水仙が、あんなに活き活き花開くのは、
厳しい雪の冬があればこそ。
太平洋側では、秋に球根を埋めても、うまく発育しないのだとか。

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雲間草やレウィシアも、寒さにとても強い花です。雪に当たっても平気。
耐寒性に優れた植物は、かえって、高温多湿に弱く、
夏には枯らしてしまうことが多いのですが、
今年こそは、とまだ来ぬ夏に期待をかけ、
雪に咲く花に、春の姿を重ね見て、ひそやかに胸ときめかせているのです。

またずうんと冷え込んで、細かい雪が降り続いています。
いよいよ最後の寒波かしら。
今年は本当によく冷えて、よく降って、わくわくするような冬でした。
こんなふうに言うと、なめくじでも見るような目で見られるんで、
あんまり大きな声では言えないんですけれど。

寒さの厳しい山の家では、昼も夜も、フリースを何枚も重着してしのいでいます。
静電気が悩ましいところですけれど、やっぱり暖かいし、
軽くて洗濯もラクなので、つい手が伸びてしまいます。
着古したフリースを膨れるほど着込んで、ちょっと人様にはお見せできない姿。
多少とて気になるときは、上から作業用のつなぎを着ています。

長岡で寮暮らしをしていた頃、越後の少女たちが、
何のてらいもなくはんちゃを部屋着にしているのを見て、
ほとんど衝撃を受けたのを覚えています。
佐渡っ子は見栄張りで、同世代の間では、
はんちゃなんか、恥ずかしゅうて、家でも着れんちゃ、
という雰囲気がありましたから。
豪雪地帯だけあって、しんしんと雪の降り続く長岡では、
肌のぴかぴかしたお風呂上りの女の子たちが、はんちゃを着ているのは、
いかにも似つかわしい感じで、素敵でした。

気になりながらも、結局、佐渡人の意地を通して、
はんちゃを着ずに長岡を去りましたけれど、
それというのも、最近のはんちゃって、服屋さんでも時々見かけますけど、
ピンと来るものがない。こんな服を毎夜着るかと思うと、
気が滅入るような子供っぽいチェック柄ばかり。

おばあちゃんが着込んで、かぴかぴになっているような昔のはんちゃには、
はっとするようなロマンティックな図柄が多い気がいたします。
はんちゃは実用品ですから、かつては、
着古した長着に綿を詰めて、再利用したんでしょうね。
道楽なんか出来る身分じゃないんですけれど、
リサイクルショップなんかに、まれにそういう古いはんちゃが出ていることがあって、
そういうときには、もう次に出会うことはないと思って、買い集めています。

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ネットオークションで手に入れた、はんちゃととんちん。
右の矢絣は、はんちゃと言うより、
綿入れの羽織に近い感じで、わりといい生地を使ってるみたい。
とんちんはメリンスかしら。少し小さめなんですけど、裏地が素敵です。

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嘘のように安価でしたけれど、着るのがもったいなくって。
それに、実際のところ、はんちゃやとんちんだと、前開きが寒くて、
厳冬期にはちょっと物足りない感じ。

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その点、ねんねこは秀逸です。
団塊世代くらいまでだと、ひと目でねんねことわかるようですけど、
わたしたちの世代ではまず知りません。
昔の方は小柄なので、コート代わりにちょうどいいサイズです。
たたんであるのは絽のねんねこで、祖母から譲り受けました。
襟の辺りに、幼い日の父のよだれのあとまで残っているような、年季の入った代物です。
安物だと思いますけど、昔の図案と、絽の肌触りが素晴らしいので、
夏の初めに、タンクトップに羽織ってよく着ています。

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上っ張りはさらに実用的です。ウールで一重に仕立てたものが多いようです。
綿入れは嬉しい一枚。別珍は和装の外出用のコートかしら。

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二部式の着物の上だけを、上っ張りに転用することも出来ます。
ですけど、二部式の着物自体、あんまり出回っていませんから、
それももったいなくて、なかなか着られません。
習い事の関係で、時々着物を着る機会があるので、
そういうときのコート代わりに大切に着ています。

2012年 2月12日 9:00 加茂湖・こごめの入り 4.0℃

こごめの入り生き物調査では、毎回、子供たちの参加を募るのですけれど、
厳冬期の生き物調査は、感冒の流行期に重なることもあり、
子供なしの、“大人の生き物調査”です。
もっとも、サン=テグジュペリの言葉を借りるなら、みんな、
大人になってしまったかつての子供たち、ですけれど。

当日は冷え込んでいましたが、加茂湖が凍るほどではありません。
寒さが緩んで雨模様になるよりは、小雪がちらついているほうが好都合です。
昨年は雨にたたられて苦心しましたが、そんなときでも、
加茂湖の恵みの豊かさは、わたしたちを興奮させます。

地引網調査の結果は以下の通りです。

未同定の稚魚・・・1匹

小型のエビ sp.・・・5匹
ヨコエビ sp.・・・2匹
オオワレカラ・・・4匹
トゲワレカラ sp.・・・6匹
クビナガワレカラ sp.・・・7匹
ナナツバコツブムシ sp.・・・1匹

マガキ・・・5匹
ナミマガシワ・・・1匹
アサリ・・・3匹
ユウシオガイ・・・3匹
ヒメシラトリ・・・2匹

アラムシロ・・・9匹
ウミニナ・・・31匹
ホソウミニナ・・・64匹

環形動物 sp.・・・1匹

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未同定の稚魚は、12月の生き物調査で大量に採取されたものと同種かもしれません。
大きさがほとんど変わっていないところを見ると、
稚魚でなく成魚の可能性もありますが、よくわかりません。

11年2月の生き物調査では、網の中に、冬季の田んぼで見られるような、
とろりとした粘り気のある泥が大量に入りました。
その泥の中に、ハゼ類が多数混入していて、
厳寒の加茂湖に、魚類は暮らせないだろうという当初の予想を、
痛快に裏切ってわたしたちを喜ばせてくれました。
今回は残念ながら、そのような泥はほとんど見られず、
ハゼ類も全く採取されませんでした。

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一方、こごめの入りは、水深が浅く、泥質が強いこともあって、
海藻や海草の生育にはあまり適さないと思われてきました。
今回は、湖底にすき込んだカキ殻が定着の場となったためか、
小型の紅藻の一種が網に入り、その体上に、たくさんのワレカラが見られました。

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大型のものはオオワレカラではないかと思います。
3cmくらいです。上が頭部で、大きく開いている腕はカマ状になっています。
カマキリとナナフシを足して2で割ったような姿です。

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腹部が膨らんだように見えるのはトゲワレカラ。
少し小さめで2cm弱くらい。
膨らんでいないものも見られたので、もしかして卵なのかな?

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小型で、カマまでの長さが長い個体は、やや赤味がかって見えました。
わたしの使っている図鑑には、ワレカラ類は3種しか載っていないので、
可能な範囲で同定するなら、中央に見えるのはクビナガワレカラでしょうか。
上はトゲワレカラで、左下にオオワレカラの頭部が写っています。

ワレカラはエビなどと同じ節足動物の1種で、
聞き慣れないかもしれませんが、珍しい生き物ではありません。
海藻や海草に擬態して付着しています。
スーパーに並んだ銀葉草やワカメに混入していることもあるので、
以外に目に触れる機会の多い生き物です。

次に、泥の中の生き物調査を行いました。調査地点は前回と同様です。



① ウミニナ・・・1匹

② アサリ・・・1匹
  ウミニナ・・・1匹

③ アラムシロ・・・1匹
  ウミニナ・・・3匹

④ アラムシロ・・・9匹
  アサリ・・・2匹
  ゴカイの一種 sp.・・・2匹

今回、用水路から流入した砂が、広範囲に湖底を覆っており、
また、8日の地震の影響もあってか、
底質が固く締まっているように感じられました。

2012.02.14 CH3COOH爆弾
バレンタインデーを酷評したばかりで、
舌の根も乾いていないのに恐縮ですけれど、
こんな口実でもないと、ホールのケーキを作る機会もないので、
前から気になっていた藤野真紀子さんのレシピを試してみました。

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Chocolat Mousse Bomb
直訳するとチョコレート爆弾かしら。
どこが爆弾かって言うと、中がチョコレートムースなんです。
ムースっていうのがなんだか懐かしくて、時代を感じさせます。
1991年のレシピです。そういえば、ひところ流行りましたっけ。

そのころは、誕生日でもなければ、
ケーキなんかは滅多に買ってもらえませんでした。
ついにその日が訪れると、
初めて口にする『むうす』とやらの口どけに感激して、
味もよくわからず、ただただ目を丸くしたものです。

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外側はジャムロールです。洗練された外見ではないけど、
ちょっと心躍る感じでしょ。
20年前のレシピでも、味付けはとっても斬新です。
このチョコムース、ショウガと白ゴマが入ってるんです。
ショウガは、レシピどおりだと砂糖漬けを使います。
ですけど、どこにでも売っているものではないし、探し回るのも面倒なので、
普通のショウガのすりおろしを入れてます。
食べた人は、すぐにはそうとわからずに、「??」って顔になります。
わたしはとても気に入りました。この方のレシピは、
わたしには少々甘すぎることが多いのですが、
これはそのまま作ってもちょうどよく仕上がります。
外側を柚子風味のスポンジにして、
普通のチョコムースを詰めてもおいしいんじゃないかしら。

お菓子の包装に、CHOCO って書いてあるのを見ると、
いつも酢酸を思い出してしまいます。
学生の頃、化学を専攻していたんですけれど、
酢酸の化学式 CH3COOH って、CHOCO に似てません?

ご報告が延び延びになってしまいましたけれど、
12月10日の生き物調査の結果を記録しておきたいと思います。

地引網調査では、以下の生き物を採取しました。

チチブ sp.・・・4匹
未同定の稚魚・・・40匹
 
小型のエビ・・・54匹
クモヒトデ sp.・・・1匹
ユビナガホンヤドカリ・・・2匹

ナミマガシワ・・・1匹
マガキ・・・27匹
ヒメシラトリ・・・1匹
ユウシオガイ・・・1匹
アサリ・・・14匹
ホトトギス・・・10匹

ウミニナ・・・11匹
ホソウミニナ・・・5匹
アラムシロ・・・4匹
クロコソデウミウシ・・・1匹
トゲアメフラシ・・・2匹

ハゼ類が、チチブ以外全く入らなかったのは前例にありません。
ただし、前年の結果からは、水温の下がる冬には、
魚類の活動が抑えられて、減少傾向が現れるらしいことが推察されます。

泥の中の生き物調査では、以下の4地点で泥を採取しました。
図の上部が入り江の最奥です。ヨシ場の隙間には、
用水路からの淡水が流入しています。最奥から10mほど沖合いに、
ゴミの流入防止を目的としたネットが設置されています。



各地点で採取された生物は以下の通りです。

① アサリ・・・23匹
  ヒメシラトリ・・・6匹
  ユウシオガイ・・・10匹
  ホトトギス・・・4匹

  アラムシロ・・・1匹
  ウミニナ・・・6匹
  ホソウミニナ・・・4匹

  環形動物 sp.・・・4匹
  ゴカイ sp.   1匹

② アサリ・・・6匹
  ユウシオガイ・・・10匹

  ウミニナ・・・4匹

③ アサリ・・・6匹
  ユウシオガイ・・・4匹
  ホトトギス・・・2匹
  ナミマガシワ・・・1匹

  アラムシロ・・・1匹
  ウミニナ・・・3匹
  
  イワムシ・・・1匹
  ウロコムシ sp.・・・1匹
  環形動物 sp.・・・1匹

この地点では、他に、生体ではなく殻だけだったのですが、
微小貝のカワグチツボ1個とヨコイトカケギリ2個が混入していました。

④ アサリ・・・9匹
  ユウシオガイ・・・8匹
  ホトトギス・・・3匹
  オオノガイ(水管)・・・1匹
  ハナシガイ・・・1匹

  アラムシロ・・・1匹
  ウミニナ・・・2匹
  ホソウミニナ・・・5匹

  小型のエビ・・・1匹
  イワムシ・・・3匹

地引網調査とは対照的に、泥の中の生き物は増加傾向にあるようです。
種類豊富になり、特に二枚貝の個体数が増加しています。

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