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2012年 6月29日 15:30 多田海水浴場 23.0℃

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最初にバイが付着し始めた面は、びっしりと卵嚢に覆われ、ほぼ終了した模様。
横側の面にはまだまだ集結しています。

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見事な卵!!
上にはなぜかアナハゼの1種が。

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卵を食べるそぶりもなく、完全に岩だと思っているみたい。
多田でよく見かけるアナハゼには、
こんな宝石みたいな鮮やかな黄色をしたものが多いのです。
普通、褐藻に似た黒褐色をしているのですが、
黄緑色のアマモに体色を似せると、こういう色味になるのではないかと思います。

あ、ここに、もうひとつの宝石が。

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ブドウガイです。大きさは1cmくらい。
豊かな藻場を好み、加茂湖でもよく見かけます。
貝殻を、薄い軟体ですっぽり包み込んだ、巻貝とウミウシの中間の形態です。

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もう少し黒味が強いものが多いのですが、これは色が薄いので、
オレンジ色の斑点が浮かび上がって見えて、本当に宝石のよう。

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今日は、近くの他の岩に集まって産卵しているバイたちも見られました。
今まで、この岩ひとつだけに群がっていたのが、
あちらの岩でも、こちらの岩でも出産ラッシュ。


2012年 6月30日 9:30 多田海水浴場 21.9℃

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ここ数日は、アマモ場付近の濁りが日増しに強くなってきています。
植物プランクトンが原因ではないかと思います。
日光を反射して、きらきら煌めく針状結晶のようなプランクトンが、
たくさん浮遊しているのですけれど、おわかりかしら。
微細なケイ藻の一種が結合して、眼に見えるほど大きく発達したものだろうと思います。

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他の岩では、まだ産卵が続いていますが、
最初の岩の表面は、昨日に比べ、劇的にバイの数が減りました。
側面に、最後の数個を残すばかり。

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今、1匹が去ってゆこうとしています。
お疲れ様、命たち。
砂底に沈む、何の変哲もない小さな岩が、ひとつの芸術作品に仕上がりました。
いくつもの昼と夜をかけてつむがれた、命をつなぐリボンの造形です。

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今朝起きて、何気なく、県道側に出てみると、
誰かがたて続けにくしゃみする、大きな声が響いてます。
このあたり、近くには他に家もないのに、
誰かと思って、驚いてあたりを見渡すと、いました。

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家の前の山桜の木の上に、テンが登って、夢中でサクランボを食べています。
もっとも、佐藤錦のような栽培品種ではなく、
ヤマザクラの実ですから、到底サクランボとは呼べないくらいに小さなものです。
それを、我を忘れて、枝からしごきとるようにして頬張っています。

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食べ方が、いかにも野生動物で、熟した黒い実も、未熟な赤い実も、
区別なくこそげ取ってしまうために、さすがに少々酸っぱくて声が出るのか、
くしゃみのような奇声を上げ続けています。

テンは、タヌキほどには目にする機会が少なくて、
とくに夏は、あまり見かけないのですが、
夏毛になると、顔や手足の白かったところは、黒くなるのですね。

ヤマザクラのサクランボは、食べたことはないのですけど、
カラスなんかもやってきていますから、
山の果物としては、けっこうおいしい部類なのかしら。
春にはわたしの目を楽しませてくれたヤマザクラ。
実りの恩恵は、山の住人たちに譲ることにしましょう。

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2012年 6月28日 10:30 多田海水浴場

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産卵場はご覧の通り。とどこおりなく続いています。
周りを見渡してみると、バイの姿はあるのですが、
進行方向がばらばらで、岩から去っていくものが多いみたい。

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時々、こんなふうに、砂の上に、
キサゴの貝殻が、粉々に砕けて散らばっていることがあるのですけど、
これってどういう事件の痕跡なんでしょう。
自然に砕けたにしては、不自然な気がいたしますし、
誰かが噛み砕いたのかしら。

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今日も潮の関係か、ミズクラゲがたくさん入っていました。
ここのところ、そういう日がけっこう多いのです。大発生しているのかも。

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ミズクラゲは普通“四つ目”なのですが、中には三つ目や五つ目もあるものです。
これはかなり変則的な、双子の三つ目。
クラゲはクローン増殖なので、たまにコピーミスが起こるようです。

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ミズクラゲの量からすると、1%くらいなんですけど、アカクラゲも見かけます。
傘のふちの白い点は、眼です。ミズクラゲにもあります。
ゆっくり近付いていくと、確かにこの眼でこちらを確認して、
逃げようとしているらしい動き方をします。

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ツノクラゲもいくつか混ざっていました。
赤味が強いのは、プランクトンをたくさん食べているからではないかと思います。
梅雨らしからぬ陽気が続いて、濁りが強くなってきています。

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これは初めて出会う生き物です。
管クラゲと呼ばれる、群体を形成するヒドロクラゲの一種ではないでしょうか。
これは、たぶんそういうクラゲの、全体ではなく、一部分です。

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黄緑色の芯から、赤い頭のマッチ棒がいくつも伸びているように見えますが、
隙間には、透明な寒天質の筋がびっしりと生えていて、
しっかりした円筒形になっています。
手に取ると、1本のマッチ棒が指に張り付き、千切れました。

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張り付いた触手? から、赤インクのような液体が流れ出します。
小さいのに、かなりの液量があります。
見れば見るほど奇奇怪怪。

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偶然見かけたキュウセンは、おなかがぽっこり膨らんでいて、
どうやら御懐妊のご様子。おっくうそうに泳ぎ去っていきました。

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海から上がって空を見上げると、不思議な雲が広がっていました。
そろそろ、雨が降りたいんじゃないのかな。
雨が恋しいのは、きっとわたしひとりじゃないはず。
海も雨を待っているはず。

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2012年 6月27日 14:00 多田海水浴場 22.7℃

まだまだ続いています、大産卵。
驚いたことに、今日はまた、数が増えていた!

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一体いつまで続くのでしょう。
卵嚢の上にバイが乗っかっても、はがれ落ちたりしないところを見ると、
かなりしっかり張り付いているようです。

どんなふうに産み付けているのか、じっくり観察したいところなのでけど、
水深が浅すぎて、かえって潜水しにくいのです。

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全く動いている気配はありません。
最初の状態から、いくらか貝は入れ替わっていると思うのですが、
ひとつのバイが何個くらいの卵を産むのかは不明です。

今日はちょっぴり息抜きを。
これ、なんだかわかります?

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世界最小のイカ、ヒメイカです。
ヒメイカとしては大きめで、2cmくらい。
アマモ場のある砂浜ではしばしば見かけます。

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小さいけれど、動作はしっかりイカなのが、微笑ましい。
色が赤黒くなるのは、怒っている証拠。

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ヒメイカ特有の秘儀が、これ。
袋の上側(背面)に粘液を分泌する場所があって、
その粘液で、アマモの葉陰にピタッとくっつき、身を隠すのです。
今日はどういうわけかアマモ場から離れていて、やむなく沈み藻に身を寄せています。
ちょっぴり切なそう。

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2012年 6月26日 10:00 多田海水浴場 20.9℃

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前日に比べると、明らかに数が減りました。
産卵場めがけて、砂の上を這っているものも、ほとんど見当たりません。

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最初に卵が産み付けられていた手前の面は、卵嚢に覆いつくされています。
多くのバイは、その横の面に移動しました。

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だいぶ砂を被ってますけど、
小さな卵嚢のひと粒ひと粒が、おわかりいただけるでしょうか。
ひとつの卵嚢には数個から十数個の卵が入っています。数はまちまちのようです。
卵を産むだけでも大仕事なのに、袋を編んで、大切に大切に守り抜く。
この透明な袋は、特殊な粘液を固めて作られてるのだとか。

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しばらく観察していると、時折、力尽きたように、
不意に剥がれ落ちてくるものがあるのですが、産卵を終えた個体でしょうか。
軟体はナメクジを濃くしたような地味な色合いですけど、ほら、
裏面には青味がかったモルフォチョウの色彩が隠れています。

初夏、道端の草むらの中に、
こんな茶褐色の小さなボンボンを見かけたことはありませんか。

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佐渡ではヒルボボ、ヒルんボボなどと呼んでいます。
佐渡弁の『ん』は助詞の『の』= of に当たりますから、
ヒルのボボ、ノビルのボンボンという意味になります。

ネギ科植物に特有の、丸い集合花のように見えますが、
蕾と思しき顆粒のひと粒一粒が、実は小さな球根です。
ヒルボボはムカゴの集合体なのです。
(花はムカゴの隙間から、まれにちょろっと咲いています)

触るとほろっと崩れるくらいになったヒルボボを集めて、
生味噌で和えただけの薬味味噌は、我が家の男衆の大好物でした。
蒸せかえるような、梅雨時の農作業で疲れた身体には、
味噌の塩気とヒルボボの辛味が、
すうっと突き抜けるような爽快感をもたらしたのでしょう。

個人的には、生では少々食べにくいので、
さっと火を通してにんにくのように使っています。
おすすめは食べるラー油。
もともとは、 『酒粕のおいしいレシピ』なかじ著/農文社 にあったものを、
アレンジしたというほどでもなく、毎回本を開くのが面倒なばかりに、
次第次第と我流にしてしまったものです。

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等量くらいの長ネギ、にら、ヒルボボをたっぷりのサラダ油で炒めます。
香味野菜はなんでも良いのです。
春先には伸びきった行者ニンニクで作りました。
意外なところでは、かつお節もおいしい。
みじん切りにしたショウガを加えて、油で煮るようにして、弱火で10分くらい。

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やわらかく練った板粕を、2/3量くらい加えて、さらに炒めます。

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全体が馴染んだら、赤唐辛子を加えます。量はお好みで。
韓国産のものが旨みが強いと言われていますので、2/3量は韓国産にしています。

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最後に白ゴマを加えて、さっと炒めたら出来上がり。
ビンなどにぎゅうぎゅうに詰めて、
上に油だけの層が出来るくらいたっぷり、ごま油を注ぎます。
具が露出するとカビやすくなります。

油が表面を覆っていれば、常温でも保管出来ます。
2週間くらい寝かせてからが、具材と油が馴染んでおいしいようです。

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春雨とオカヒジキを麺に見立て、たっぷり乗せて、だしつゆでいただきます。
モヤシとキヌサヤの取り合わせもおすすめ。
もちろん、普通のラーメンにも合うのですけれど、
油分が多く、やはりカロリーが気になるので、
悪あがきと思いつつも、野菜と一緒に食べるようにしています。

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大・産・卵! ②

2012年 6月24日 17:00 多田海水浴場 19.3℃

北東風が強く、海水浴場にも、かなり強い潮が流れ込んでいます。
その流れの直中に位置している、産卵場の様子が気がかりです。

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やっぱり。もうもうと砂煙が立ち込めています。
バイたちは無事かしら。

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しっかり岩に張り付いていて、ほっとしました。
数は、昨日と同じくらい。

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卵嚢もだいぶ増えましたが、まだまだ貝の数には及びません。
それにしても、ものすごいスローペースです。
貝にとって、産卵がいかに大事業か、思い知る心地がいたしました。

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あ、また、横殴りの底荒れ。
ぽろりとはがれ落ちる脱落者も見受けられます。
今日は行進中のものが見当たらないと思っていたら、
そこかしこに、ちゃんといました。

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砂に潜って嵐をやり過ごす作戦のようです。
これは得意分野ですものね。


2012年 6月25日 9:30 多田海水浴場 20.2℃

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昨日とは打って変わって、今朝はすっかり波も落ち着いています。
バイは、まだまだ集まってきています。
よく見ると、進行方向が正反対のものもいて、
それはもしかしたら、すでに産卵を終えた個体なのかもしれません。

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岩に残っているバイの数は、相変わらずです。
去るものもあれば、新たに至るものもあり、といったところかしら。

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卵嚢は、まあ順調に増えてますけど、岩全体を覆いつくすまでには、
あとどれくらい時間がかかるのかしら。
なんとなくムキになって毎日来てますけど、三十路過ぎの集中力と体力が、
産卵に賭けるバイのそれより続くかどうか、かなり不安。

大・産・卵! ①

2012年 6月23日 16:30 多田海水浴場 19.3℃

仕事の関係で夕方にしか入れず、やきもきしながら1日を過ごしました。
この時期、日が長いのには本当に助けられます。
青紫色を帯びたミズクラゲが出迎えてくれました。

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白色のものが圧倒的に多いのですけど、まれに、
神秘的な黄昏の空の色彩をまとうものにも、出会うことがあるのです。

さて、浅瀬を進んで行くと、
どの岩が目指すそれか、遠くからでもはっきりとわかりました。

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たくさんのバイが、たったひとつの岩を差し目指して行進しています。
よかった。まだ産卵が続いているみたい。

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昨日よりはるかに多くのバイが張り付いています。
ネバネバの砂が、周囲に網を張ったように張り巡らされていますけど、
肝心の卵はほとんど見当たりません。

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貝の数に比して、卵嚢の数が全然少ない。
驚いたことに、丸一日たっても、
大産卵は、まだまだ始まったばかりの様相です。
ひと晩で終わるだろうという目算は、ひとえに、テレビで見るサンゴやカニの産卵が、
そうであるという刷り込みから生じた、勝手な解釈にすぎませんでした。
予想外に長期戦になりそう。

人間だったら、連絡網やら回覧板やらで、寄り合いの日程を知らせ合いますけど、
バイたちはどうやって、広い広い海の中で、
同時期に、たったひとつの岩へとたどり着くのでしょう。

ウミウシは、這ったあとに残るわずかな粘液に、種固有のニオイを残し、
互いにそのニオイをたどることで、交接の相手に出会うと言われています。
ウミウシは巻貝の仲間ですから、バイもまた同じ原理で、
仲間を呼び寄せている可能性が高いと思います。
見た目には小汚い砂のカーテンにも、
フェロモンを振りまく重要な役目があるのかもしれません。

小さな巻貝には、十分すぎるほど広大なこの海水浴場のそこかしこから、
危険を知りつつ、昼夜を問わず、ひたすらに歩き続けて、
ひとつの産卵場所へとたどり着いた、いくつものバイたち。
人間の知らない生命の営みに、胸を打たれずにはいられません。

2012年 6月22日 15:30 多田海水浴場 19.3℃

ひと通りの海に入り終えたところで、台風一過もあり、
なんとなく中だるみ気分の今日この頃。
何気なく入った多田海水浴場は、濁りが強く、ますます憂鬱な気分。

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雨上がり、川水が大量に流れ込んだあとに、
天候が回復すると、一時的にプランクトンが大量発生します。
これが濁りの主な原因だろうと思います。

結実した生殖枝の、枯れ上がりが目立つアマモ場を早々に切り上げ、
普段はあまり気にしていないのですけれど、
テトラと堤防の間の、潮がよく通るあたりを何気なく泳いでいたら、
思いがけず目を引くものがありました。

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ここは、ひと抱えくらいの小さな岩が数個、転々と沈んでいる、
水深0.5mくらいの浅瀬です。
そのひとつの岩陰に、ほら、いくつもの巻貝がへばりついています。

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バイです。普通、日中は砂にもぐって身をひそめ、主に夜間、
魚の死骸などのエサを探して、砂底を這い回ります。
こんなふうに、数多くの個体が集まっているのは、産卵のために違いありません。

これはただ勘で言っているのではなく、昨年の同じ頃、莚場で、
やはり砂底の小ぶりの岩の上に、バイが、
びっしりと卵を産み付けているのを見たのです。

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周りには、貝の出すネバネバの体液に、砂が絡みつき、
幾重にも重なったカーテンのようにぶら下がっています。
カーテンの陰には、透明の卵嚢(らんのう)もちらほら。
産卵が始まっているのは間違いありません。

これからひと晩かけて、岩の表面にびっしり、
水晶みたいな卵が産み付けられていくのかしら。
集団産卵の当日にめぐり会えるなんて、なんという幸運でしょう。
今日一日の憂さも吹き飛んで、居ても立ってもいられないくらい、
明日が待ち遠しくなるなんて、あまりにも現金すぎるかしら。

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見てください、我が家の庭の苺。
越してきた最初の秋に植えたものです。
まるでフランスのマルシェに売っているみたいな、つやつやの深紅のイチゴ。

これがもう、どうしようもなくマズイのです。
見た目に惑わされて口にしたが最後、
どんなに熟しても取れない、強烈な渋みで顔が歪みます。

そんな見掛け倒しのイチゴですけど、煮ても焼いても食えないほどではなくて、
煮たらそれなりに楽しめます。
肉質がしっかりしているので、赤ワインと砂糖を加えてさっと煮ると、
コンポートのようなジャムの出来上がり。

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普通のイチゴジャムみたいな優しい朱色じゃなくて、
グロテスクなくらいの深い深い赤です。

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ストロベリーリキュールにも色味が活きます。
小さすぎて、生食では食べた気がしないワイルドストロベリーも、
リキュールにすると芳醇な香気が引き立ちます。
これはお隣さんから教えていただきました。

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