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2012年 8月25日 9:30 加茂湖・こごめの入り 31.4℃

恒例の、夏の生き物調査を、
佐渡中等学校のエコワークに合わせて実施いたしました。

当日は水位が高く、またヨシ場の前面に、
塩分に強い、カヤツリグサの一種と思しき単子葉植物が生育しており、
地引網を陸に引き上げることが出来ず、精度はかなり低くなっています。
そのあたりのところをご了承の上、今回は生物種の参考程度にご覧くださいませ。

マハゼ(稚魚) sp. ・・・7

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ウロハゼ・・・5
クサフグ・・・7
ウミタナゴ・・・1
シマイサキ・・・1

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ウミニナ・・・36
ホソウミニナ・・・8
ブドウガイ・・・2
ホトトギス・・・6
ミドリガイ sp. ・・・2

ワタリガニ(幼ガニ) sp. ・・・1

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ユビナガホンヤドカリ・・・7
エビ・・・14

ミズクラゲ・・・2

目新しいのは、シマイサキとワタリガニの子供かしら。
シマイサキは、加茂湖ではしばしば目撃される内湾性の魚です。
ミドリガイの1種は、加茂湖のシオモグサなどの上に、
大量に発生していることがあります。

さて、今回、近くのカキ小屋に大変珍しい迷鳥が来ていると聞いて、
調査に先立って、見に行きました。

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右手、親子のように寄り添っているのは、
常連のオオヒシクイとマガンです。通年この周辺に滞在しています。
親子に見えるでしょう?
親子どころか、鳥の種類まで違うとは驚きです。
互いに呼びかけ合ったりしていて、睦まじげ。種の枠を超えた、深い深い友情です。

左手がお目当ての、インドガンのカップルです。
モンゴル高原から、ヒマラヤを越え、インドで越冬することからこの名があるようです。
日本に来ただけでも、新聞ものの迷鳥とか。
なるほど、動物園にいそうな顔立ちですよね。
県外から、愛好家の方々が次々見に来ると、カキ小屋のご主人が話しておられました。
6月24日から滞在しているそうです。
飛来した当初は、顔が赤茶色に染まっていたとか。
今は恋の熱が冷めて、なんともひょうひょうとした風貌でした。

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あとで新聞を確認しましたら、このカップル、
5月ごろには、真野湾岸に出没していたようです。
人馴れしていることから、飼育されていたものが、
逃げ出したのではないかと書かれておりましたけど、
そうですよね。種明かしをしてみれば、ユーラシアを大横断してくるよりも、
確かにそれが、最もありそうな経緯なのでした。

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2012年 8月24日 14:30 野浦 28.4℃

佐渡の裏側で、大失敗!!
ちょっと村雨が降っていて、雷も鳴っていたので、
車の中で1時間ほど横になったのですが、目が覚めて、青ざめました。
ヘッドライトが点けっぱなしなのです。
案の定、バッテリーがあがって、エンジンがかかりません。

こういうとき、しばらくすると、バッテリー液が落ち着いて、
電力が回復すると聞いたことがあったのを思い出して、
まずはひと泳ぎすることに。
こんなところでじたばたしても、始まりませんもの。

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野浦は初めて入ったのですが、灯台が建っている岩の西側には、
驚いたことに、オオバモクやツルアラメが生えています。

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比較的波当たりが強いのだろうと思います。
岩の先端から東側にかけては、全く別の様相を呈しています。

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時間的なものもあるかもしれませんが、
暗い垂直の岩陰には、ムツサンゴがびっしり。

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マットな緑色のカイメンも。

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オオパンカイメンも、潮のよく通る岩の隙間に陣取っています。

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あ、グビジンイソギンチャク。ちょっと窮屈そうですね。

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活き活きとしたオウギウミヒドラはたくさん生えていました。
かなり水面に近いところにも見られたのは驚きです。

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全く日の差さない岩陰には、白とオレンジの飛沫が飛び散っています。
カイメンか、ホヤか、サンゴでしょうか。
ここにもまた、驚きの無脊椎動物の楽園がありました。

海から上がって、キーをまわすと、
よかった! 無事にエンジンがかかりました。
本当は、内心、びくびくしていたのですけれど、これでひと安心。
小佐渡を半周して、多田から国仲に戻りました。
今日はなんだか、大冒険を終えた気分だな。

2012年 8月24日 13:00 片野尾 29.4℃

今日は潮目の終点が、弁天岩の根元に到達していて、
濁りが強く、たくさんのミズクラゲが流れ着いていました。

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弱り果てたミズクラゲを、さかんに突付いているのは、
ウマヅラカワハギの一団です。

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エチゼンクラゲを突付く姿が、よく写真で紹介されていますね。
のんきそうな顔をして、なかなか獰猛な性質のようです。

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水中でもうまくストロボがたけるように調整しました。
岩陰には無数のサンゴのキョウが見られます。

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イチゴピンクの個虫はコケムシではないかと思います。

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白いカビのような個虫も。

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ヒラミルミドリガイの背中のフリルは、側足と呼ばれる部位です。
表は色あせた枯れかけのミルの色なのですが、内側は、鮮やかな若松葉でした。
ほら、尻尾の方に、ほんの少しばかり、のぞいておりますでしょ。

2012年 8月22日 12:00 片野尾 28.4℃

片野尾の風島弁天の脇に入りました。
風島弁天は、子供の頃に訪れて以来、大好きな場所のひとつです。
目もくらむような、一枚岩の中途から、
足元に望む海の青黒さが脳裏に焼きついています。

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風島弁天の裏側は、急峻な斜面が一気に落ち込んでいました。
底は見えません。

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このあたりのオウギウミヒドラは、水面に対して平行に生えています。
海底から、湧き上がるように、
斜面を駆け上がってくる垂直の流れがあるのだと思います。

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岩陰には、ムツサンゴは見当たりません。
黄色地に赤い筋の入ったホヤや、ハイミルは豊岡でも見られるものです。

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オレンジ色の粒々の八放サンゴも見かけました。
暗いところがお好みのようです。

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真ん中に、ピンク色のキイチゴみたいな群体が見えますね。
これもサンゴでしょうか。

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ハイミルに、イソギンチャクの口のようなものがはまり込んでいます。
近付くと、さっと中に逃げ込んでしまう。何者かしら。

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サンゴ藻や、コケムシや、極彩色の無脊椎動物で覆われた岩肌に、
派手な顔立ちのヒメギンポが張り付いていました。
この色で、それなりに保護色になっているからびっくり。

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透明度はそれなりにあるのですが、
岸近くにはプランクトンが吹き寄せられているようです。
はっきりと目に見えるのは、ふわりふわり漂う、綿毛のような不思議な物体です。

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ほら、ちゃあんと綿毛になっているでしょう。
これで空中を舞うように、水中に浮かんでいます。
積極的に泳いでいるようには見えませんでしたけど、生き物なのかしら。
世にも奇妙な海のケサランパサランです。

2012年 8月21日 12:00 多田 29.0℃ 

8月の多田海水浴場は、息を呑む透明度です。
どこの海がおすすめですかと、聞かれる折には、
初心者の方には、この海水浴場をおすすめしています。

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生命に溢れていたあの岩は、静かに沈黙していました。

砂底に生きる生き物たちを見つめて、通い詰めた海水浴場の傍らに、
守り神のような巨岩がたたずんでいます。
この岩のことは、あまり注目していなかったのですが、
海水浴シーズンもひと段落した今日は、
あらためてじっくり観察してみたいと思います。

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最初に目に飛び込んできたのはムツサンゴです。
岩陰のようなところに多いようです。

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表面にも、ちらほら。
砂がかっているので、海藻はあまり生えていません。

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イソギンチャクみたいですけど、よく見ると、
岩の表面ににかわ質の群体が広がっています。
その所々からキョウと呼ばれる突起が発生していて、
触手を広げるとイソギンチャクみたいに見えるのです。

写真の中に、ほかにも小さな生き物が隠れているのですけど、おわかりかしら。

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この岩の割れ目にも。

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ウニとウニの間にも。黄色いツノがチャームポイントです。

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イソギンチャクの手前にも。赤い縞模様が鮮やかなサラサエビです。
隙間に大群で潜んでいました。

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潜んでいると言えば、このクモヒトデ。毛深いおみ足ですね。

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こんな小さなカイメン? からも。

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あら? これは普通のニッポンクモヒトデかしら。
石の下が定位置とばかり思っておりました。

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岩の裏側の最も暗い場所には、
極小のポリプのお花畑が広がっていました。
触手は8本、八放サンゴの仲間だと思います。

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岩の隙間には、コノハミドリガイの姿も。

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これはクロヘリアメフラシだと思うのですが、
よく見かけるものとはちょっと雰囲気が違っています。
はっきりとした白い水玉が全体に散らばっています。

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フサイワヅタで見かけたアオウミウシは、斑紋がつながって黄色い筋状になっています。
この緑藻を好んで住処にするタマミルウミウシは、見当たりませんでした。

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小さなアズキウミウシが、小さな海藻の上で追いかけっこ。
他にはサラサウミウシ、コモンウミウシを見かけました。

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最後の最後まで気付かなかったのですけど、サラサエビたちの団地のお隣に、
蛍光黄緑のグビジンイソギンチャクが花開いていました。
こんな発色もあるのですね。
よくご覧になってください、その上にももう一輪、
桜色のグビジンイソギンチャクがはまっています。
驚くべき色彩のバリエーションです。

2012年 8月20日 13:30 二見元村 30.5℃

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ウミヒルモはよく広がっていますが、花芽は見当たりません。
今年は開花が遅れているようです。

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小さな薄い葉っぱの裏に、小さな薄い殻の巻貝が張り付いています。
こんなに小さな海草の草原にも、立派に生態系が存在しているのですね。

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この草原で最もよく見かけるヒトデは、トゲモミジガイです。
数は多くありません。モミジガイはいないと思います。
見たことがありませんもの。

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二見のウニの代表格はヨツアナカシパンです。
こうして見ると、やっぱり、ヒトデとウニは、
同じキラキラ星の仲間なのですね。
トゲのある星、棘皮(きょくひ)動物と呼ばれます。
五方向に放射状に対称である、ということがこの仲間の特徴です。

このヨツアナカシパンは、随分と左下が欠けています。
百戦錬磨のつわものかしら。かなり再生能力が高い生き物なのですね。

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テトラポッドの陰で、大きなハサミを振り上げているのはガザミ。
片腕の勇者です。ガザミは、真野湾のような砂がちな岩場でよく見かけます。
汁の実に人気がありますよね。
磯暮らしのカニの中では、特に味が良いようです。

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このケヤリムシは、どうしたのか、すっかり身体が棲管から出てしまっています。
エラも開きっぱなし。
身体を見たのは初めてですけど、立派にゴカイの格好をしています。

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テトラポッドの裏側で、偶然出会ったのは、クシクラゲの集群現象です。
カブトクラゲではないかと思います。最も普遍的なクシクラゲの一種です。

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小さなクラゲですけど、これだけ集まると圧巻です。
ミズクラゲの集群は、何度か見かけたことがあったのですが、
クシクラゲ類は初めてです。

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クシクラゲの美しさを、もれなくお伝えするのは、
大変難しいのですが、今回は、背景が暗いのに助けられて、
クシ板の並ぶ白い輪郭がはっきり写っています。
ふわり、ふわり、まぶしい夏の水面にも映りこむ、ガラス細工のクラゲたち。

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上がり際、岩の隙間から半透明のヒモが伸びているのを見つけました。
このヒモ、触ると、伸びたり縮んだりして、
触手らしいのですが、正体はわかりませんでした。
こんな得体の知れない生き物までも、大きく大きく包み込む、
海の底知れないひろがりに、驚きをあらたにする毎日です。

2012年 8月20日 11:30 戸地・白島 29.6℃

豊岡に続く、無脊椎動物の楽園を求めて、相川へ。
荒波が牙をむく冬と違って、
夏の相川は、湖面のような海に奇岩が点在する優れた行楽地です。

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海に入ると、まずはオキナウミウチワの白いお花畑がお出迎え。
この海藻はやや日和見的で、夏の波当たりが穏やかでも、
冬には時化て、大型の褐藻が生えないような更地に大群落を形成するようです。

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小さいものですけど、オウギウミヒドラは見られました。

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この白い汚れのようなカイメンは、
潮の通る暗い岩陰などでよく見かけます。

ほかにはめぼしいものは見当たりませんでした。
荒波は常に岩を転がし、砂交じりの水流が表面を磨き上げるので、
なかなか安定した環境になりにくいのかもしれません。

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岸近くの岩をひっくり返すと、ヤツデヒトデが張り付いていました。
このヒトデは、確かに八つ手なのですが、
長い四つ手と、短い四つ手の組み合わせになっていることが多いのです。

これには驚くべき理由があって、ヤツデヒトデは春になると、
真ん中から2つに切れて、2匹のヒトデにわかれるのだとか。
にわかには信じがたい話ですけど、この姿を見れば納得です。

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ニッポンクモヒトデも見られました。

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小石に混じって、小さなカニが隠れています。

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石の下によく潜んでいるのは、
ヤドカリの仲間のイボトゲガニが多いのですが、
この毛深いカニは、脚が4:4ですね。
カニの仲間には違いありませんけど、種名まではわかりませんでした。
まだ子供かもしれません。

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水面すれすれの岩の表面に張り付いていた、
深紅のイソギンチャク、らしき生き物。
褐藻の盤状根かとも思ったのですが、触ると柔らかい軟体質でした。
イソギンチャクは、その気になれば移動出来るはず。
ぬるい浅瀬で辛抱し続けているのは、何か理由があってのことかしら。

2012.08.21 HANABI ②
2012年 8月18日 10:30 沢崎 27.2℃

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沢崎は海底が隆起した波蝕台の地形です。
そのため、切れ込んだ入り江の両岸は垂直な岩壁で、
海底はたちまち数mの水深に落ち込んでいきます。

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その海底は岩は、場所によっては階段状の節理が現れていて、
水没した古代の遺跡のよう。

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潮の流れの速い、入り江の入り口近くの岩壁には、
オオパンカイメンやオウギウミヒドラが見えます。
比較的水深は深めの位置です。浅い場所だと、時化でもぎ取られてしまうのだと思います。

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幾多の風雪を耐え抜いて、心なしか、年季が入っているように見えます。

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ムツサンゴは、はっきりこれというものは探せなかったのですが、
左のウスイロウミウシが乗っているあたりに、あばたのようなキョウが見えます。
一種のサンゴだろうと思います。

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波蝕台を縦横無尽に走る岩の切れ目には、たくさんのウニの穴が開いています。

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迷い込んだメジナの幼魚の群れを、追い詰めた!
銀青色のウロコの色を反射して、みなもが水銀のよう。

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ウミウシは、一巡する間にひと通りのものを見かけました。
豊岡では大群で見ることの多いシラユキダマシは、1匹だけだと、
なんだかはぐれてしまった観光客みたい。

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クロシタナシウミウシは、その色味があだとなって、
日差しが暑すぎるのか、いそいそと日陰へ移動中。

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サラサウミウシも、ぬかりなく登場。

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普通種なので、ご紹介する機会の少ないアオウミウシ。
互い違いにくっつこうとするのは、交接のためです。

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逃げるサガミミノウミウシを、追うサガミミノウミウシ。
こちらでも恋の駆け引きに余念がありません。
恋こそは人生の花火、ですものね。

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コモンウミウシも、すでに射程圏内に入っています。

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波打ち際に、色々な巻貝が集まっているように見えますけれど、すべてヤドカリです。
台地の上に乗っている海水は、30℃を越えています。
生き物たちにとってはかなり苛酷な状況です。
長く浸かってはいられないけれど、水際からも離れることが出来ない。
そんなジレンマの静かな戦場です。

2012.08.20 HANABI ①
2012年 8月18日 10:30 沢崎 27.2℃ 

ここ何年か、お気に入りの場所にばかり入っていたのですけど、
豊岡の無脊椎動物群にすっかり魅了されて、
新規開拓の機運が高まってきたみたい。

沢崎は、エビアマモを探して、1度入ったことがあるのですけれど、
そのときは、あまりパッとしない印象でした。
そのころよりは、いくらか目も肥えているはずですし、
今回はもっと素敵な発見があるかもしれません。

ペリドットの渚のある、たけのこ岩の辺りから入ると、
いきなり期待出来そうなオーバーハングを発見!

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岩陰には、イソバナが生育していました。

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周りに生えている朱色のキノコのようなものは、
コケムシかとも思ったのですが、ポリプが見えないので、
エツキイワノカワという石灰藻の一種ではないかと思います。

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オレンジ色のものも。
冬の時化で打ちあがっていることがあるので、あることはわかっていたのですが、
いきなり出会えるなんて、出足から、絶好調!

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ポリプが開いているものも見られます。
真っ赤な枝に、白いポリプの小花が、花火のようにまぶしい。

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イソバナはヤギと同じ、八放サンゴの仲間なので、小さすぎて数えられませんけれど、
小さなポリプの小さな触手の数は8本と決まっています。

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このオレンジ色の粒々も、サンゴの一種かしら。
触手の数を数えられるとよかったのですけど、
残念ながら、どれも閉じてしまっています。

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岩壁の下のほうに、グビジンイソギンチャクがいました。
ほかにも、岩の隙間などに、ちらほら。
今まで全く気付かなかったのですけど、
潮通しのいい磯では普通に見かけるイソギンチャクのようです。

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大型のオベリアのような姿をしています。
ウミヒドラの一種で、ウミシバの仲間ではないかと思います。

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他に、目に付いたのは、右上のミサキアミコケムシ。
海洋生物の名称にミサキとあるのは、
東京大学の臨海実験場がある、三浦半島の三崎を示しています。
明治以降の日本の海洋生物研究の草分けの地です。

2012年 8月17日 14:00 豊岡 27.6℃

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昨日、ちょっぴり強めの南西風が吹いたのが効いたのか、
今日ほど、よくヤギが開いているのは初めて!

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ポリプのひと花ひと花が、うっとりするほど完璧な美しさです。

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黄色いヤギも満開です。

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この群生は、よほど場所が合うのか、いつでも満開。

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目に飛び込んでくる、青! 青! 青!

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今日こそは、と期待した一番大きなヤギも、
見事な花を咲かせていました。

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満開じゃないのが、惜しい!
花色は濃い目のようです。

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このヤギは、14時02分には満開でした。

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14時21分に戻ってみると、すっかり閉じてしまっています。
何か起こったのかしら。わたしは触っておりませんのに。

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オウギウミヒドラもよく開いています。

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ヤギに比べると、オウギウミヒドラは見かける機会が多いのですけれど、
豊岡は、群を抜いて数が多いのです。
どのオウギウミヒドラも、水面に垂直に生えています。
ヤギやオウギウミヒドラは、潮の流れに対して垂直に生えると言われています。

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無脊椎動物たちの、極彩色の楽園。
ご紹介が遅れたのですけど、以前から気になっていた緑色のカイメン。
緑藻のハイミルよりも鮮やかな緑です。

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そのハイミルを住みかにしているヒラミルミドリガイ。
色が薄めですけど、ヒラミルミドリガイだと思います。
このハイミルは、理想のマイホームには少し小さすぎる気がいたします。

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水色のカイメンの上を歩いているクロシタナシウミウシは、
先日見かけたものと同じかしら。
相変わらず背中がシワシワしていますね。後姿にも哀愁が漂います。

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