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若いころ、わたしは運命論者ではありませんでした。
どちらかといえばドライな性分で、
竹を割ったような、とも例えられたものです。

今、わたしには運命の正体が少し見えています。
それは、未来の彼方から手をさしのばす女神ではなく、
人知れず、過去から忍び寄る亡霊ではないのでしょうか。
自らの選択が、運命を呼び寄せるのです。

若々しい夏と、老人の秋が、わたしの2012年でした。
今は世界のすべてが、以前とはまるで違って見えます。
もし立ち戻れるとしても、わたしはそれを選ばないでしょう。

こんな言葉をかけていただきました。
少しさびしい、少し辛いくらいが、人生は味わい深い。
それは真実でしょう。
2013年もまた、そのような1年であることを願います。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

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NHKで火曜日の23:30から放送している、
『オイコノミア』という番組、ご覧になったことがありますか?
経済学を楽しくわかりやすく、というミニ番組なのですが、
これがなかなか、面白いのです。
利き手のお笑い芸人の不可解なテンションの低さも、
バラエティー番組にはない独特の雰囲気。

わたし、理系の専門学校に通っていたので、
経済学は一般教養として、遊び程度にかじったレベル。
先生は個性的な方で人気がありましたけれど、実験漬けのわたしは、
こんなにつまらない学問があるのかと思って驚いたものでした。
以来、わたしの中では、この世で最も興味のない分野として、
不動の地位を確立していたのが、経済学でした。

そのわたしをして、おや、と思わせてくれたこの番組。
経済学の専門用語を、専門家が、実際の個人の生活に落とし込んで、
わかりやすく解説してくれます。
自分の人生を、経済学のフィルターを通して俯瞰してみるのは新鮮な気分です。

カタカナ用語が多く、見るそばから抜け落ちていってしまうのは残念。
解説も、正直、半分くらいはチンプンカンプンです。
面白いのですけれど、これは、30分が限界ですね。
そういう意味でも、ちょうどよい番組構成になっています。

石灰質を含んだ果肉は、渋みが強いので、
そのまま食用にするには適さないと言われておりますけれど、
わたしは好きで、いつもジャムにしています。
このジャムは好き嫌いがはっきり分かれるようです。

瓶に詰めて少し寝かせると、幾分和らぐようではあります。
さすがに、わたしも、食パンに塗って食べるような使い方はしません。
ビクトリア・サンドウィッチと呼ばれる、
ジャムを挟んだイギリスのバターケーキにはよく合います。
バターの油分が渋みを和らげるのです。
毎回バターケーキを焼くほど優雅な生活ではないので、普段は、
市販のバタークッキーに乗せて気軽につまんでいます。

大切なかりんを、余すところなく、存分に使い切るためのプランはこうです。
まず、洗って、皮をむかずに、適当な大きさに切ったものを、
かぶるくらいの水で煮出します。
種の周りは特にペクチンが豊富なので、
面倒でも、お茶パックに詰めて一緒に煮こみます。
薪ストーブに乗せて、沸騰するか、
しないか、という加減で、だいたい1時間くらい。
汁にとろみがついてきたら、煮汁と果肉を分けます。
あまり神経質に煮込む必要はありません。

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煮汁はそのまま加熱を続けて水分を飛ばします。
不思議なことに、次第に濃く色付いてきます。
かりん酒と同じ茜色です。
粘度が上がったら出来上がりです。

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冷めると白濁する場合があるのですが、砂糖を加えれば透明になります。
渋みがあるので、少し多めに加糖しています。
風邪気味のときに、シロップにして、お湯に溶かして飲んだりします。
もっとも、わたしは滅多に風邪をひかないので、
さらにかりん酒や杏仁子酒を加えて風味をつけて使っています。

果肉には、市販のリンゴジュースを加えてさらに煮込みます。
柔らかくなったら、マッシャーでつぶして水分を飛ばします。
ストーブの上において気長に煮詰めると、
こちらも深いサーモンピンクに染まります。

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最後に、種の詰まったお茶パックを、
湯船に浮かべてかりん風呂を楽しみます。
出がらしとは思えないほど、お湯がとろとろになります。

今年もかりんを収穫いたしました。
かりんは落ちてから、というのが父の持論で、
いつも最終盤の収穫になります。
木から落ちたら、完熟した証なのだとか。
今年は、昨年の半分にも届きませんでしたけど、
それでも20個近く得られました。
雪が早かったので、半分雪に埋もれたようなのを拾ってきました。

かりんて、ちょっと、変り種ですよね。
母のように、木を2本も植えつける者もあるかと思えば、
年の瀬のお使い物にひとつ差し上げても、どう使ったらいいかしら、
と首をかしげる方もいらっしゃる。
かりん酒や、はちみつ漬けが王道なのかしら。

3年もののかりん酒は、深い紅に染まります。
洋酒の入らないケーキは、味気ないものですけれど、
ブランデーの代わりに、お菓子作りにはいつもこれを使っています。

部屋に置いておくだけでも、甘い香りが漂います。
使い道に困る方には、お風呂をおすすめしています。
とろりとした極上の湯質になります。
面倒でなければ、1度煮出してから加えると、とろみが増します。

クリスマス用のケーキに、職場で、ブッシュ・ド・ノエルを焼きました。
いつも作っているロールケーキの端を切って、枝に見立てて取り付け、
ホイップクリームを塗って、フォークで筋を付けただけです。

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ロールケーキの生地は、ココア生地を使いました。
中にもたっぷりフルーツを巻きこみ、切り口も楽しい仕上がり。
丸いスポンジ生地を飾り付けるより簡単。
どうぞお試しください。
2012.12.23 トイレの受難
雪が早かったせいで、冬支度が思うようにはかどりません。
まあ、付け焼刃なのは毎度のことですし、
適当なところで妥協しようと気を抜いた矢先、
トイレが詰まった!!

どうぞ、汚い話が苦手な方は、この先はご遠慮ください。
思い起こせば、昨年も同じようなことが起きました。
我が家のトイレは、生ゴミ用のコンポストに、便座が乗っているような特殊な構造です。
出産時には土をかけ、時々ドラムを回すと、全体が撹拌されて堆肥になります。
固形分は便槽の下から取り出せるようになっています。
水分は、自然に最下部の受け皿に抜けて、ホースを通って屋外に排出される仕組み。
昨冬は、ホースへの抜け口が目詰まりしていて、
受け皿からあふれた汚水が床に流れ出していたのですけれど、
寒さのあまりその汚水すら凍り付いて、
数日は全く気付きませんでした。

だいたい、数日の周期で寒さは緩むものです。
汚水が溶けて初めて緊急事態を悟り、死苦八苦しながら受け皿を掃除しました。
どうしても、水分だけでなく土が落ちるので、
排水口が目詰まりしてしまうようです。
今年こそは二の舞になるまいと、受け皿もしっかり掃除したはずなのですが、
今度は、ドラムから水分が抜け落ちるようになっている、
メッシュの部分が詰まってしまったみたい。

小さな便槽に、みるみる、土と汚物と汚水のエマルジョンが蓄積してゆきます。
固形物だけだと、半年分はため込めるのですが、
水分が抜けないと、あっという間に満タンになってしまうのですね。
説明書を読みましたけど、どうしてよいのかさっぱりわからず、
ともかく下からは抜けないので、便座のところから、
杓ですくって内容物をすべて取り除きました。

自分の汚物にまみれながら、便器と格闘するのは、さすがに虚しいものです。
抜き終わると、嘘のように、水を流してもさらっと抜けるようになりました。
一時はどうなるかと思いましたけれど、
終わってみれば、それなりに、いい経験になったかしら。

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問題が起こるたびに、少しずつ、
この家のことがわかるようになってきました。
家とわたしがしっくりいくようになるまで、
まだまだ、事件は起こりそうな気がいたします。

わたしがまだ幼稚園に通っていたころ、
農閑期の冬になると、父はタヌキを捕っていました。
今では幹線沿いにも出没し、かえって山では見かけなくなったくらいですけれど、
そのころはまだ珍しい山の生き物でした。
養鶏場からもらってきたニワトリを餌に、トラバサミでとらえたタヌキを、
毎朝、幼稚園への送迎のついでに、
町の処理工場へ持ち込むのは母の役目でした。
どのくらいの収入になっていたのかはわかりません。
父はこのような怪しげな副業を、いくつも掛け持ちしていましたが、
生活は苦しかったようです。

タヌキははく製や、襟巻に加工されていたようです。
1度だけ、工場の中まで、入れてもらったことがあります。
時代劇に登場する、正体不明の大店(おおだな)の主人のようなあるじと、
背後に飾られていた、白毛のタヌキのはく製の目が恐ろしかったのを覚えています。
テンが捕れることもありましたが、これは本当にまれでした。
テンは生きた獲物を好むようですので、そのことと関係があるかもしれません。

タヌキの死骸は、いつも母のジープの後ろに放り込まれていました。
古いタイプのジムニーで、金属板がむき出しの座席に弟とふたり乗せられて、
足元にそれが転がっているのを、不思議とも思いませんでした。
あるとき、死んだはずのタヌキが、車の中で息を吹き返していたことがあって、
父はすでに仕事に出ていたので、あわてて、
母が例の大店の主人を呼び寄せました。

そのときはじめて、わたしはタヌキがどのように殺されるのかを知ったのでした。
血で毛皮を汚さないように、顔を水に沈めて、溺れさせるのです。
毎日、タヌキの死骸を見ていたのに、
父がそのタヌキを殺していたことには、幼すぎて思い至りませんでした。
わたしは池のほとりに立ち尽くして、微動だにしない主人の背中を凝視していました。
タヌキの吐き出す小さな泡の音は、いつまでもいつまでも聞こえていました。

今、わたしの手元には、色あせ、すっかりツヤのなくなったテンの襟巻があります。
わたしたちが小学校に上がるころまでには、父は狩猟はやめていました。
テンとタヌキの襟巻を1本ずつ、母に贈ったのが最後だったようです。
成人するころ、母にねだって、テンの襟巻はゆずってもらいました。
母は振袖を作りたかったようですけれど、わたしは興味がありませんでした。

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デニムや普段着のカーディガンなどに合わせて、得意気に巻いて歩いたものです。
あの不気味な義眼は両方とも剥がれ落ちてしまって、
代わりにラインストーンを貼り付けて使っています。
今でも時々身に着けますけど、本当に暖かいものです。
無益な殺生は感心しませんが、動物愛護団体に何を言われようと、
この襟巻を巻くときには、誇らしい気持ちが沸き起こります。

ニワトリとタヌキの死骸と共に、ジープに揺られて過ごした幼年時代は、宝物です。
そうやって父と母はわたしたちを育てたのでした。

天文学に秀でた、古代マヤの人びとが使っていた、
複雑な長期歴の最後の1日を迎えました。
世界の終わりの日を嘆く代わりに、荘厳な冬至の夜を祝いましょう。
北半球の古代人たちの多くが、冬至を、
1年で最も神聖な夜と考えていたようです。

厳粛な儀式の多くは今は失われて、静かな静かなひとりぼっちの夜です。
冬至にかぼちゃを食べるのは、
冬に不足しがちなビタミンを補うという先人の知恵でしょうか。
柚子をたっぷり浮かべた湯船につかると、
素晴らしい芳香に包まれました。
縮こまっていた身体が、しゃっきり息を吹き返す感じ。
これは本当に贅沢な使い道ですけど、効果は抜群ですね。

これからが冬本番、
どうぞ皆様、お身体にお気を付けください。

健康診断の血液検査で、いつもひっかかってしまいます。
中性脂肪の値がよくないのです。
毎回、基準値よりも低すぎてC判定。
日本人が総動員で、中性脂肪を減らすべくスローガンを掲げているこの現代に、
低すぎるとは何事か!?
と怒られたりもするのですけれど、自分ではどうしようもありません。

確かにあまり肉は食べないほうですけれど、
弟も妹も低いので、体質的なものだろうと思います。
コレステロールは正常値です。
低すぎると、何か良くないことがあるのかしら。
高すぎる弊害は、あちこちに書いてあるのですけれど、
低すぎる問題点には、何も触れられていません。

ちょっぴり気にして、生のタンパク質と、
内臓系のものを意識的に摂取するようにしています。
へんじんもっこの生サラミやレバーペーストは、1本ぺろりと食べられます。
高価なものなので、いつでも、というわけには参りませんけれど。

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こんな涙ぐましい努力を重ねているわたくしですけれど、
1番好きなお肉は、やっぱりサメかしら。
おいしいサメが出回る季節になりました。

ミントは総じて、性質が強健なことで知られています。
ただし、乾燥だけは苦手なようです。
休耕田や畑の隅など、やや湿潤な環境では、雑草をもしのぐ勢いで増殖するのに、
我が家の庭だけはお気に召さないご様子。
実家から持ってきたお気に入りのミントも、いつの間にか消えてしまいます。
コケやヤナギやドクウツギが生い茂る荒地ですものね。
無理もありません。

ここ数年の土壌改良の成果がちょっとずつ現れて、うねのあるところだけは、
どうやら野菜を育てられるようになってきました。
すると、どうやって嗅ぎ付けたのか、荒地のほうから、
そろりそろりとミントが忍び寄ってきて、一斉に繁茂し始めたのです。
このままでは、うね全体を乗っ取られてしまいそうな勢い。

ミントの中でも特に生育旺盛なのは、オーデコロンミントと呼ばれる自然交雑種です。
10年くらい前には、ホームセンターにも苗が並んでいたのですけれど、
ここ数年は見かけなくなりました。
その名の通り、香水のような、ちょっとくどい柑橘系の香りです。
ベルガモットミントとも呼ばれるようですが、確かに似ています。

乾燥してもあせない強烈な芳香は、食用には向かないと思います。
大好きな香りなので、何度か移植したのですけれど、全然育ちませんでした。
実家の庭で、細々と育てているものを、毎年暮れに刈り込んで、大切に使っています。
入浴剤には最適です。
たった1回の入浴のために、たっぷり何本ものシュートを使用するのは、贅沢の極み。

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残りは、カフェカーテンを縫い合わせて作った、大きめのサシェに詰め込んで、
長く香りを楽しみます。
普通の布でもいいんでしょうけれど、目の細かいシースルーの生地や、
レースの縁飾りが効いていて、ちょっとした巾着を縫うのには、
カフェカーテンの生地がおすすめです。
オーデコロンミントだけでも素晴らしい芳香です。
ほかのミントや、ラベンダー、柚子の皮もよく合います。
クッションや衣装ダンスに忍ばせるのはもちろん、
トイレに吊るしておけば、合成香料にも引け劣らない芳香剤になります。

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