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金木犀の香る10月になりました。
10月に入った途端、風がこの花の芳香を含むようになって、
四季の移ろいの確かさに驚くばかり。

秋分をかわした10月は、まだ汗ばむような日差しの日もあるのに、
実際には2月と同じ日照条件です。
海の中は随分暗くなりました。
夏には、16時でもまだ明るかったのですが、
今は、時計を気にしながら、
太陽が最も高くなる4時間ほどの間に海へ向かいます。
9時から13時が“黄金時間”です。
15時を回ると、浅瀬でも暗すぎてコンパクトカメラでの撮影は難しくなります。

2011年10月 9日 13:00 長浜・人面岩 22.3℃

今年は秋が早かったので、真野湾でも、9月には褐藻がかなり復活していました。
今はこんな感じです。

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新芽の伸び始めている褐藻帯は、まさに黄金色に輝いています。

紅藻が覆っている岩の上部はまだ痛々しさがあるのですが、
サンゴ藻の色は強くなってきています。

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今回特に目に付いたのは緑藻のミルです。

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ミルは潮通しの良い外洋でも、加茂湖のような閉鎖的な海域でも発生するのですが、
(このような適応力の高さは、
 日和見主義者/オプチュニストと呼ばれる緑藻全体の特色でもあります)
外洋ではヒラミルミドリガイというウミウシが必ず住み着いているのに、
真野湾や加茂湖では滅多に見ません。
理由ははっきりとはわからないのですが、潮がよどみやすい場所では、
夏場など、泥や細かい有機物が溜まって、
全体がほこりを被ったように覆われてしまうことがあります。
ミルの体上で一生を送るヒラミルミドリガイにとって、
このような状況は過酷なのだろうと思います。

数本の枝がくっついている箇所があったので、よくよく目を凝らすと、
これは、どうやらエビの仲間がつがいで住んでいるようです。

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さて、岩の小さなくぼみに、
イソギンチャクと一緒に、奇妙なツブツブの塊が身をひそめています。

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イロミノウミウシです。30mmほどの大きさですが、
全身に触手をまとったような派手な容姿です。

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何にもないときは、背面突起と呼ばれる触手の先が丸まっています。
それで最初はツブツブに見えたのです。
指で触ると、全身の突起が一斉に伸びてゆらめきました。

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イロミノウミウシはクラゲの仲間のヒドロ虫を食べているのですが、
その毒を蓄えていて、いざというとき、
突起の先端から毒針を打ち出すことが出来るのです。
ただ美しいだけではない海の宝石です。

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