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恋をしてるでしょ、って言われたけど、
本当は死にたいと思ってた。

3年ぶりにひいた風邪はこじらすし、
車はぶつけるし、
部屋は永遠に片付かない。
ダイエットをしてもリバウンド。
お金もないけど、欲しいものも何もない。
仕事は楽、でもつまらない、やりがいなんかない。
ちょっと前まで、休みの日が待ち遠しかったけど、今は怖い。
幸せになるために生きてるだなんて、
考えただけで息が詰まりそう。

死の床で、阿片にうかされて、母は言った、
あんたなんか一生ひとり。
そうね、でも違うのよ、母さん。
あたしは素敵なひとりぼっち。
そう信じていたかったのはわたしのほうだったのよ。

どうせ死ぬなら、もう一度海へ行こうと思った。
風邪なんか治らなくったっていいでしょ、死んだってかまわないんだから。
海は冷たかった。
冷たい海の水の感触が好き。
耳を澄ますと音が聞こえる、不思議な音、特にこういう凪の朝には。
みしみしと水が圧してくる。
世界がひずんでゆく音。

蟹のように波に洗われていたいだけ。
草のように風に吹かれていたいだけ。
わたしが幸せだったころ、わたしは他人を忘れていた。
雲のように傲慢で、自由だった。
それでよかったのに、どうして思い出してしまったの。
だからもう一度忘れたいだけ。
死のようにすべてを忘れたいだけ。
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