上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011年11月17/18日 12:30 加茂湖・樹崎 16.0℃

このところ、佐渡中の海の中で、もっとも透明度が高い場所は、
たぶん加茂湖です。

というのも、木枯らしの季節がやってきて、
どこの沿岸部にも波が立っているからです。
季節風の影響をほとんど受けない二見も泥濁りしていました。
(懲りずに通っている和木もダメです)

加茂湖は、巨大な河口湖なので、
淡水の流入の影響を受けているはずなのですが、
水温が随分下がったので、植物プランクトンも発生しにくくなり、
透明度が保たれているのかもしれません。
あるときは佐渡で一番濁った海なのに、今は一番透き通った海。
加茂湖の濁りの最たる要因は、やはりプランクトンなのだと思います。

IMG_2996_convert_20111124094303.jpg

コアマモ群落の状態を見たいと思って、樹崎の東岸に入りました。
冬支度を終えたコアマモはこぢんまりとしています。
ほとんど荒野のようにも見えるこの浅瀬は、ハゼの楽園でした。

IMG_2927_convert_20111124093213.jpg

光り輝くネオンブルーが特徴の、スジハゼが目立ちます。
それぞれのハゼには住みかの穴があって、穴の外で見張っているのですが、
これ、本当はエビが掘った穴なんです。
ときどきエビも顔を出しているんですけど、
目が合うより早く、奥に引っ込んでしまいます。
2日間通って、何度もシャッターを押してチャレンジしたけど、
お見せできるような写真は、結局1枚も撮れませんでした。

姿が見えないので、確かめようもありませんけど、
テッポウエビの仲間は、ハゼと共生することが知られています。

IMG_2919_convert_20111124093034.jpg

少し大きな石の上には褐藻が発生しています。
株元のダイダイイソカイメンの色味が鮮やかです。

IMG_2977_convert_20111124094028.jpg

海底に散らばる無数の貝殻は、加茂湖ならではの光景です。
アサリ、ソトオリガイ、ヒメシラトリガイ、
それから、わたしが加茂湖のサクラガイと呼んでいるユウシオガイ。
特にアサリは大型で新しいものが目立ちました。
普通の海岸では、寄せては返す波に砕かれてしまう貝殻も、
この静かな海では、姿をとどめたまま泥に埋もれゆく運命なのです。

アサリは大小様々な生体も目立ちました。
普通浅く潜っているのですが、どういうわけか加茂湖では、
サボって?湖底に転がったままになっている大型の個体を時々見かけます。
小さめのものを掘り出して泥の上に置いてやると、足を伸ばして器用に潜ります。

IMG_2966_convert_20111124093501.jpg 左下から足が伸びています。

IMG_2968_convert_20111124093633.jpg 差し込んだ足を支点に、えいやっ、と縦に。

IMG_2976_convert_20111124093802.jpg 1分くらいで見えなくなりました。

ツバサゴカイの巣を掘り起こそうと狙ったのですが、
途中で挫折してしまいました。

IMG_2978_convert_20111124094136.jpg

泥の上に出ている白い棲管は2つで1組になっていて、
コの字型の構造になっているようです。
この面妖な生き物を1匹犠牲にしなくてはならないと思うと、
ちょっと決意が鈍りました。
またいつか機会があればチャレンジしたいものです。

それにしても寒い!
加茂湖はそろそろ泳ぎ納めです。
いいえ、例年ならもう加茂湖では泳いでいません。
浅い海は刻一刻と冷えていきます。

IMG_2948_convert_20111124095347.jpg

ああ、でももし神様がいるなら、もう一日だけわたしに下さい。
この素晴らしい海で泳ぐことの出来る小春日和を、もう一日だけ。
すべての佐渡人の宝物、
加茂湖は無限の玉手箱です。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hirukonoama.blog129.fc2.com/tb.php/136-86c34ece
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。