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2011.11.24 昆虫記の渚
今、『ファーブル昆虫記』を読んでいます。
自分でも驚いています。

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わたし、一般の傾向と比較すれば、虫好きなほうでしょうけれど、
これまで、昆虫を深く知ろうとしたことはなかったのです。
『ファーブル昆虫記』のことも、子供向けの本とばかり思っていました。

奥本大三郎訳 『完訳・ファーブル昆虫記』を読んでいるのですが、
これは完全に大人向けです。
試しに児童向けのものと読み比べてみたのですが、訳者の苦労がしのばれます。
児童書でも十分感動的です。

長編が苦手なので、(読み通すのに3年くらいかかります)
ひろい読みできるところもわたし向きです。
突然、第六巻から読み始めました。
この巻には、物理の教師であったファーブルが、博物学を志すきっかけになった、
コルシカ島での日々が回想されています。

     コルシカの海は驚異に満ち、
     砂浜にはこの上もなく美しい貝類が打ち寄せられ、・・・(中略)
     素晴らしい自然のこの楽園全部が、
     サイン、コサインを蹴散らすのであった。

     ・・・(中略)・・・

    「数学はもうやめたらどうですか。
     あなたの公式なんかには誰も興味を示しませんよ。
     動植物のほうにおいでなさい。もし情熱があれば、
     そして私にはどうしてもそう思えるのですが、
     あなたの話を聞く人がきっといますよ」
 


本がひとつの宇宙であることを思い出させてくれるような、
そんな文章にはなかなか出会えないものです。
初めて『佐渡の花』を読んだときの感動に似ています。

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