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2011.12.29 冬の夜の夢
   夜の夢に、自分の姿を見た。
   ・・・(中略)・・・
   わが前に恋しい人が立つてゐた、しとやかに。

      (中略)

   いとしい眼よ、たふとい両(ふた)つの愛の星よ、
   おんみらは醒めてしばしば私を欺き、
   夢にまで瞞(だま)すけれど、それでも未だ私は信じたいのだ。

               『夜の夢に』 ハインリヒ・ハイネ / 片山敏彦 訳


クリスマスがもたらした、寒波の最終日の19時頃、
長石浜の松林のそばを走っていたとき、
ヘッドライトの明かりの中に、ふわりと何かが舞い上がるのを見て、
あわてて車を止めました。

気温は3℃くらい。細かい雪が散っていました。
その雪よりもいくぶん大きな何かが、ひらり、ひらりと飛んでいます。

蛾です。この寒空に蛾だなんて、見間違いかと目を疑いましたが、
1匹2匹ではありません。

IMG_3451_convert_20111228113834.jpg

真冬に発生する蛾、フユシャクです。
翅を持っているのはオスだけで、メスは飛べず、
木に登ってフェロモンを発散することで、オスを誘うのだとか。
-3℃でも産卵出来るとは、驚くばかり。
いつだったか、TVで見て、会いたいと思っていたのです。
こんなに身近にいたのですね。

多くの生き物たちが沈黙する、冬の夜にも、ひっそりと、
わが世の夏を謳歌している生命がある。
なんという神秘でしょう。

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