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大好きなのは、
6月は、加茂湖。
8月は、真野湾。
11月は、多田。
12月は、断然、両津湾です。

海に入っての遊泳が難しくなるこの時期、
そぞろ歩く波打ち際に、海からの贈り物が届きます。

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アオイガイ。カイダコとも呼ばれます。
貝という名前がついていますけど、巻貝ではなくて、タコなんです。
半分に割れてしまったハートみたいな白い舟で、
暖かい海の表層を漂って暮らす、殻を持ったタコです。

殻はしばしば打ちあがっているのですが、いつも中身は空っぽ。
かけらすら、こびりついていません。
カイダコの生体に会いたい、というのが長年の夢でした。
可能性が高いのは、12月の両津湾です。
殻の漂着も、この時期、この場所が、群を抜いて多いのです。

いつもお世話になっているダイバーさんが、
和木沖の定置網に入っていたものを、持ってきて下さいました。
12月29日、早朝、沖合いへ1km弱、
水深78mの地点の表層で捕獲された個体です。
駆けつけたときには、中身が殻からすっかり出てしまっていました。

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これ、やっぱり、巻貝とは全然違う生物なのですね。
殻から出られるのです。
軟体はイカに似ています。
表面でめまぐるしく明滅している赤茶色の液晶も、イカそのもの。

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殻の長さは20cm近く、大きな個体です。
こうしてみると、殻の中に軟体が、ぎゅうっと入っている感じ。

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腕がよく開いて、中心が平らになっているのは、タコっぽい。
吸盤が口の周りにもびっしり。歯のない肉質の吸盤です。

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帽子の中身はえらなどの内臓です。
タコの頭に見える部位は、実は胴体なんです。

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全体的に、漏斗が大きい印象です。
腕は8本。紛れもなくタコなんですね。


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2本は膜のように開いて、べたっり張り付くことができるようです。
この腕を、殻の内側にくっつけて、体を固定しているのだと思います。

いつも、殻だけしか漂着していない理由がわかりました。
海鳥なんかに食べられてしまうのだろうと思っていたのですけれど、
このような構造では、死んでしまうと殻を保持できませんし、
危機が迫ると(あるいは死が近付くと)、習性として殻を捨てるのかもしれません。

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