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佐渡人たちがクリケムシと呼んでいるのは、
正式にはクスサンという蛾の幼虫です。

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毛虫というより巨大なイモムシ。
初夏に大発生するので、愛着を込めて『さん』付け、
されているわけではありません。
『お父さん』とか『鈴木さん』の『さん』とは全く別物です。
天蚕(てんさん)、天然の蚕という意味です。

木の葉がみんな落ちてしまったこのごろは、枝先に残る天蚕の繭が目を引きます。

クスサンも、生糸を取ることの出来るヤママユなどと同じ仲間なのですが、
あまりにも洗練されていない繭の姿に、正直がっかり。

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ヤママユの仲間の多くは、卵で越冬することが知られています。
成虫は秋までに羽化を終えて、冬には繭の殻だけが残っているのです。
スカスカのクスサンの繭も、編んだ絹糸の丈夫さは折り紙つき。
かつては釣り糸のテグスとして使われたのだとか。

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こちらは正真正銘のヤママユの繭みたい。
冬の陽を浴びて、輝くばかりの萌黄色。

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去年はたくさん見かけたウスタビガの繭を、今年はひとつも見つけられません。
夏の忘れ物のような、鮮やかな黄緑色。
枝先に残る最後のひと葉のように、車の中からでも見分けられるものです。
大型の蛾は、数年サイクルで大発生と収束を繰り返す傾向があるようです。

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この繭、すごいんです。
上の直線の両端を押すと、ぱかっと開く。
手を離すと、また、かぱっと閉じる。
何より神秘的な色彩が、何年も維持されるのは驚きです。

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夏の終わりに、スカイラインで見かけた大きなイモムシは、
一見して、ヤママユの仲間に違いないと思われたのですが、
これはオオミズアオの幼虫のようです。

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似ていて当然、夜の妖精オオミズアオは、
実はヤママユの仲間だったのですね。

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