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2012.01.29 花梨の気持ち
すっかりもてあましていたカリンですけれど、
ジャムの出来が思いのほかよくって、俄然活用意欲がわいてきました。
拾い残しを集めてしまおうと思って、畑に行ってみると、
半量ほども残しておいたカリンが、ひとつも見当たりません。

これはもしかしたら、カリン泥棒を働いていた母の業が、
巡り巡って、今度は被害に遭うという意趣返しで、
我が家に降りかかってきたものかもしれません。
慌てて実家に駆け込むと、父は泰然として、
それはみんなあ、配ってすんだ、と申します。

そうでした。わたしと父は、コピーとオリジナルの関係だったのでした。
何かの拍子に、かりんを拾いきれずに残してきた、
という話をしたかもしれません。それで父が、
いかにもわたしのしそうなことを、先んじてしてやってしまったのです。
わたしが残りをかき集めに来たように、父もまた拾わずにはいられなかったのです。

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ジャムは、マルメロのレシピを持っていました。
水で煮てフードプロセッサーにかけ、砂糖を加えて煮詰めるというものです。
何年か前に、カリンに応用してみたら、とにかく渋い!
わたしは食べたことがないのですけれど、マルメロだと、渋くないのかしら。
とてもジャムに使える味とは思えませんでした。

先日、何気なくTVを見ていたら、ベニシア・スタンリー・スミスさんが、
カリンを焼いてからペーストにしていました。
サツマイモなんかも、丸焼きすると甘みが増すと聞きます。
1時間半もオーブンを使うのは気が引けるので、
薪ストーブにダッチオーブンを載せて、試すことにしました。

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焼きあがってみると、びっくり!
果実の芯から、えもいわれぬ杏仁の芳香が立ち昇ります。
もったいないのですけれど、その芯と皮は除いて、
ぐずっとした果肉だけを、それだけでは水分が足りないので、
100%のリンゴジュースと一緒に、加熱しながら練り上げます。
煮詰めると、色が濃くなるんです。びわ色だったのが、
寒空にぽつんと取り残された、熟し柿の色味に深まっていく。

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期待に胸躍らせながら味見してみますと、やっぱり渋い~。。。
いつもはジャムは砂糖少なめで作るんですけど、えいやっ、
と片目をつぶって多めに加えます。

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渋みが消えるわけではありませんけれど、2、3日すると味がなじみます。
パンに載せてしまえば気にならないくらい。
あれから味覚も変わったのかな。
煮るより焼くほうがいいとは断言できませんけれど、
強烈な杏仁の香りが気に入りました。

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