上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
1月4日 12:30 佐和田海水浴場

IMG_9042_convert_20110106032309.jpg

これは12月28日の写真です。大量のホンダワラ類が漂着しています。
アマモは、まばらにしか混入していません。
数年前に見たときには、このような漂着物のほとんどはアマモでした。
時期のせいでしょうか。

佐和田海水浴場は、年末から何度か立ち寄っていたのですが、
貝を拾うには波当たりが強すぎ、めぼしい漂着は見当たりませんでした。
今回、いくらか波が収まって貝溜まりが現れたので、50mほど歩いてみました。

IMG_9136_convert_20110106032459.jpg

小石が多く打ちあがっていて、貝殻にも破損が目立ちます。
わたしは1度くらいしか泳いだことはありませんが、
ここは佐渡随一の海水浴場で、遠浅の良質な砂浜であり、
このように小石交じりではなかったように思います。
小石はどこからやって来たのでしょう。
小石の角の取れていて丸いのは、川からもたらされた証です。
近年多いゲリラ型の豪雨は、河川長の短い佐渡では、
土砂を一気に海まで押し流してしまいます。
そのことと関係あるかどうかはわかりません。
河口に大量の土砂が堆積したり、
一帯が泥を被って海藻が死滅するというような被害は、時々見られます。

IMG_9138_convert_20110106032612.jpg

ちょっと驚いたのは右のナデシコガイです。
両津湾岸の両尾では比較的普通に拾えますが、真野湾岸では初めて見たと思います。
両尾のものは、どれも1円玉くらいの大きさです。こちらではずいぶん大きく育っています。
左側はチリボタンです。made in チリの釦(ぼたん)かと思っていたら、
「散り牡丹」なのだとか。
どこの砂浜にもよく打ち上がっています。
形はややいびつで、色調は赤~白まで変化に富んでいます。
渚近く、色鮮やかな貝殻が波に洗われているのを見て、
いにしえ人たちは、散りかかる牡丹の花びらを連想したのでしょう。
貝の和名は植物や鳥に由来するものが多く、
どこからともなく打ち寄せられる色とりどりの貝殻が、
古来、風雅を愛する日本人の心を捉えてきたことがうかがわれます。
ナミベリハスノハカシパンとか、ブンブクチャガマとかいうような、
ウニの世界観とはちょっと違うようです。
(それはそれでユーモアがあって楽しいけれど。。。)

ナデシコガイやチリボタンは岩場の二枚貝です。
沖合いの海底の岩や、小石のたまっている場所に暮らしていたのか、
あるいは波消しブロックに棲んでいたのかもしれません。
そういうブロックのまわりを泳いでみるとよくわかりますが、
海の砂漠である砂浜で、唯一海藻が生えることの出来る波消しブロックは、
貴重な生態系の要になっていることが多いのです。

海岸をじっくり歩いて、持ち帰った貝殻を同定し、記録しておくことは、
大切なことですが、容易ではありません。
適当に、目に付いたものをいくつか拾い出し、並べてみるだけでも、
案外その海の特徴がよく現れるものです。

IMG_9043_convert_20110106032837.jpg

左から、
バカガイ/サルボウガイ/マシジミ/ベンケイガイ/カガミガイ/ウチヤマワスレ
です。数は漂着量には比例していません。
これらの貝は真野湾岸ではよく見られるものばかりです。
カガミガイだけは真野湾以外では見かけません。
そのほかの貝も、こんなに大きなものはまず打ち上がりません。
二枚貝が豊富で巨大なのに対して、ここでは、
ツメタガイの仲間以外の肉食の巻貝がほとんど上がらないのも、特色だと思います。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hirukonoama.blog129.fc2.com/tb.php/22-c285325a
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。