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2012年 2月12日 9:00 加茂湖・こごめの入り 4.0℃

こごめの入り生き物調査では、毎回、子供たちの参加を募るのですけれど、
厳冬期の生き物調査は、感冒の流行期に重なることもあり、
子供なしの、“大人の生き物調査”です。
もっとも、サン=テグジュペリの言葉を借りるなら、みんな、
大人になってしまったかつての子供たち、ですけれど。

当日は冷え込んでいましたが、加茂湖が凍るほどではありません。
寒さが緩んで雨模様になるよりは、小雪がちらついているほうが好都合です。
昨年は雨にたたられて苦心しましたが、そんなときでも、
加茂湖の恵みの豊かさは、わたしたちを興奮させます。

地引網調査の結果は以下の通りです。

未同定の稚魚・・・1匹

小型のエビ sp.・・・5匹
ヨコエビ sp.・・・2匹
オオワレカラ・・・4匹
トゲワレカラ sp.・・・6匹
クビナガワレカラ sp.・・・7匹
ナナツバコツブムシ sp.・・・1匹

マガキ・・・5匹
ナミマガシワ・・・1匹
アサリ・・・3匹
ユウシオガイ・・・3匹
ヒメシラトリ・・・2匹

アラムシロ・・・9匹
ウミニナ・・・31匹
ホソウミニナ・・・64匹

環形動物 sp.・・・1匹

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未同定の稚魚は、12月の生き物調査で大量に採取されたものと同種かもしれません。
大きさがほとんど変わっていないところを見ると、
稚魚でなく成魚の可能性もありますが、よくわかりません。

11年2月の生き物調査では、網の中に、冬季の田んぼで見られるような、
とろりとした粘り気のある泥が大量に入りました。
その泥の中に、ハゼ類が多数混入していて、
厳寒の加茂湖に、魚類は暮らせないだろうという当初の予想を、
痛快に裏切ってわたしたちを喜ばせてくれました。
今回は残念ながら、そのような泥はほとんど見られず、
ハゼ類も全く採取されませんでした。

IMG_4078_convert_20120217165925.jpg

一方、こごめの入りは、水深が浅く、泥質が強いこともあって、
海藻や海草の生育にはあまり適さないと思われてきました。
今回は、湖底にすき込んだカキ殻が定着の場となったためか、
小型の紅藻の一種が網に入り、その体上に、たくさんのワレカラが見られました。

IMG_4080_convert_20120217170032.jpg

大型のものはオオワレカラではないかと思います。
3cmくらいです。上が頭部で、大きく開いている腕はカマ状になっています。
カマキリとナナフシを足して2で割ったような姿です。

IMG_4081_convert_20120217170207.jpg

腹部が膨らんだように見えるのはトゲワレカラ。
少し小さめで2cm弱くらい。
膨らんでいないものも見られたので、もしかして卵なのかな?

IMG_4082_convert_20120217170249.jpg

小型で、カマまでの長さが長い個体は、やや赤味がかって見えました。
わたしの使っている図鑑には、ワレカラ類は3種しか載っていないので、
可能な範囲で同定するなら、中央に見えるのはクビナガワレカラでしょうか。
上はトゲワレカラで、左下にオオワレカラの頭部が写っています。

ワレカラはエビなどと同じ節足動物の1種で、
聞き慣れないかもしれませんが、珍しい生き物ではありません。
海藻や海草に擬態して付着しています。
スーパーに並んだ銀葉草やワカメに混入していることもあるので、
以外に目に触れる機会の多い生き物です。

次に、泥の中の生き物調査を行いました。調査地点は前回と同様です。



① ウミニナ・・・1匹

② アサリ・・・1匹
  ウミニナ・・・1匹

③ アラムシロ・・・1匹
  ウミニナ・・・3匹

④ アラムシロ・・・9匹
  アサリ・・・2匹
  ゴカイの一種 sp.・・・2匹

今回、用水路から流入した砂が、広範囲に湖底を覆っており、
また、8日の地震の影響もあってか、
底質が固く締まっているように感じられました。

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