上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
実家から運んできた薪が、なんだか妙におうと思っていたら、
ヘチガネの巣窟でした。
もともと実家はヘチガネが多いのです。転がり出たヘチガネの腹が、
異様に丸々として、赤味を帯びているのも憎らしい。
薪と一緒にストーブで燃やしてやりました。

ヘチガネという、いかにもふさわしい呼び名は、
シタダミ同様、カメムシ全体の総称としても使われるようですが、
最も代表的なものはクサギカメムシで、とにかく圧倒的に数が多いので、
固有名詞として扱われることが多いようです。
温暖な季節には、庭木の枝先に鈴なりになっていることも。
こんなにも大発生するのは、食草が幅広いことも一因でしょうけれど、
食物連鎖の中では下位に位置する、草食系の弱い生き物だからです。

IMG_4158_convert_20120221113032.jpg

ヘチガネ50匹に1匹くらいの割合で、
細長いカメムシが混ざっているのにお気づきですか。
サシガメといって、肉食のカメムシで、オオトビサシガメが多いです。
これ、ヘチガネの天敵と言われています。
食うものと食われるものが、同じ寝床で春を待っているとは、奇妙な因縁です。
ヘチガネを薄めたようなにおいがするので、一般には嫌われています。
わたしは差別主義者なので、サシガメは燃やさずに、大事に扱っています。

他の種類は、ヘチガネほど数は多くありませんけど、
カメムシは実に多様なグループのようです。

IMG_4113_convert_20120221105026.jpg

同じ薪の束から出てきたのは、
広くて扁平なお腹に、透明な翅をまとうカメムシ。
見かけない顔ですけど、ハラビロヘリカメムシでしょうか。

IMG_4036_convert_20120221104820.jpg

あ、いました。
ハート型の紋章を背負った、エサキモンキツノカメムシ。
おまじないみたいな親しみやすい名前ですけれど、
やっぱりヘチガネのにおいがします。

IMG_4175_convert_20120224062321.jpg

子供の頃、キイチゴにくっついていた、
小型のツマジロカメムシを食べてしまったことがあるのですが、
舌先がびりびりと痛むうえ、吐く息も吸う息もヘチガネ臭くて、
一晩中泣いて過ごしました。

日常的に虫を食べる東南アジアでは、
大型のカメムシ類はしばしば食用にされるようです。
炒っておかずにふりかけたり、おにぎりの具!にしたりするとか。
あの名高いパクチーも熱帯では好まれるようですし、
香辛料みたいなものかしら。

IMG_8181_convert_20120221113128.jpg

秋時分、ビロオドのような複雑な光沢を放つツノアオカメムシを見かけます。
お腹は明るい赤紫色で、正反対の補色の組み合わせ。
表裏のある、どぎつい色彩と、甲冑をまとったような幾何学的な体の構造は、
よくよく目をこらせば、ヘチガネにも見受けられるカメムシの仲間の特徴です。
そんなところが気になって、嫌なんだけど、見入ってしまう。
忌々しいけれど、興味の尽きない生き物です。

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hirukonoama.blog129.fc2.com/tb.php/228-08ddf5f0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。