上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011.01.09 長手岬考 ②
ウミウシに対するわたしの知識と理解と入れ込みは、
かなり漠然としています。同定が曖昧で確実とはいえませんが、
どのような種をどこで見たか、少しずつまとめていきたいと思っています。

長手岬で、わたしがこれまでに見かけたウミウシは、以下の通りです。

アメフラシ目・・・・・アメフラシ/クロヘリアメフラシ/クロスジアメフラシ
背盾目・・・・・・・・ホウズキフシエラガイ
裸鰓目
ドーリス亜目・・・・・エダウミウシ/ヤマトウミウシ/シロウミウシ/
           ミヤコウミウシ/クロシタナシウミウシ
スギノハウミウシ亜目・シロホクヨウウミウシ
ミノウミウシ亜目・・・エムラミノウミウシ/サガミミノウミウシ

IMG_9105_convert_20110109141335.jpg

佐渡の磯で最もよく見かけるのは、アメフラシやクロヘリアメフラシですが、
長手岬では、もしかするとホウズキフシエラガイが一番の普通種です。
その名の通り、巻貝の殻の名残を持っています。
特有の青緑がかった岩の上では、彼らの鮮やかなオレンジ色はよく目立ちます。
まれに黄色っぽいものも見ます。海にこぼれ落ちた蜜柑のひと房のように、
浅い海のそこかしこに散らばっています。

IMG_3319_convert_20110109163135.jpg

ミヤコウミウシもよく見かけるウミウシのひとつです。
このにぎやかな配色は一見よく目立ちそうですが、
ピンク色のサンゴモが生い茂るタイドプールの浅瀬では、かえって保護色になります。
サンゴモと呼ばれる海藻はサンゴとは全く別物ですが、
石灰分を多く含むので、およそ海藻らしからぬ硬い手触りです。
右上にアメフラシが見えます。同じくらいの大きさに見えるミヤコウミウシは、
ウミウシの中では大型の部類に入り、6cmくらいになります。
多くの人は、アメフラシは見たことがあると思うのですが、
こんなに巨大化するウミウシは、実は例外的な存在です。
1cmに満たないウミウシは少なくありません。よく目に付くのは3cmくらいのものです。
ウミウシは、ごくごく小さな宝石なのです。

ふつう生き物は、写真より実物のほうがはるかに美しく、迫力があります。
しかしウミウシに関しては、わたしは写真で見るほうが魅力的だと思います。
泳ぎながら、慣れない水中で人間の目が見分けることの出来る対象には、限界があります。
写真ならば、小さな斑点ひとつににも、じっくり目を凝らすことが出来るでしょう。
でもやっぱりわたしの足は、本屋さんじゃなくて、海へ向かってしまうんだなあ。
出会えた興奮は実物にはかないません。

IMG_1174_convert_20110109163734.jpg

ヤマトウミウシです。図鑑を紐解くと、日本各地で見られる最も普遍的な種とありますが、
わたしは2回くらいしか見たことはありません。

IMG_0806_convert_20110109172010.jpg

とても優しい色合いだけど、イラガの幼虫に似てませんか?
シロホクヨウウミウシは北方系の種のようです。
わたしが見たのは2006年4月27日です。
このときはたくさんいました。どういうわけか、
ひとつの種はある程度まとまった数で見かけることが多いのです。
当然その方が繁殖などに有利なのでしょう。意識的に群れを作っているとも思えませんが、
ナメクジが這ったあとにネバネバした跡が残るでしょう。
あれにニオイ物質が含まれていて、同じ仲間をかぎ分けると言われています。

IMG_0839_convert_20110109172427.jpg

エムラミノウミウシは、橙色のみのに、目を奪う蛍光ブルーのラインが入っています。
2度くらいは見ました。太平洋側に少なく、日本海側では普通種です。
これが2cmくらいです。ナメクジのほうが大きいくらいです。
いくら色鮮やかでも最初は見落としてしまいます。
それが、海中を見るのに慣れてくると、5mmくらいまでは見分けられるようになります。
気を入れたらもっと見えるのかな。
見つけられなければシャッターを切ることも出来ません。
人間の眼が一番高性能のマクロレンズです。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hirukonoama.blog129.fc2.com/tb.php/24-c508ce2b
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。