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うららかな春の陽気に誘われて、職場の周りを、
昭和(初期)のイケメンたちとお散歩していたら、
どこからくっついてきたのか、奇妙なおまけに気がつきました。

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まるで白髪の妖精みたい。中央にヘラ型の種子が見えます。
この種には見覚えがあります。冬前に、同じコースを歩いていて、
ところどころの荒地で見かけた、
何かのツル植物の紡錘形のサヤの中に、ぎっしり詰まっていたものです。

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放棄された海岸近くの畑地で見たので、サヤの姿も見慣れないし、
もしかしたら繁殖力の強い外来植物ではないかと、内心疑っていました。
そうでなくてもツル植物は手ごわいものです。
そのころはまだ大人しくサヤに収まっていたのですが、
この綿毛にはまたびっくり。どこまでも飛んで行けそうです。
一体何者なのでしょう。
ますます怖くなってしまいました。

先日、何気なくTVを見ていたら、偶然にも謎が解けました。
(家にTVがないはずなのにテレビっ子なわたし。。。)
なんと正体は、ケサランパサラン!

わたしの世代では、ケサランパサランと聞けば化粧品を連想しますけど、
江戸時代に流行した、元祖UMA(未確認生物)のひとつなのだとか。

なるほど~、これが天下に名高いケサランパサランなのですね。
それって、全然謎が解けてない!
真相もちゃんとわかりました。ケサランパサランの正体は、
ガガイモという草の種子の綿毛なのだとか。

ガガイモのサヤが開くと、ちょうど小船のような形状になるのですが、
『古事記』によれば、スクナビコナという小人のお酒の神様が、
ガガイモのサヤの舟に乗って、この国へいらっしゃったのだそうです。
外来種どころか、国造りの頃からの、由緒正しい植物だったのですね。
小さなガガイモの方舟を見ていると、
ヒルコを乗せていたアシの舟も思い出されます。

ところであのテイカカズラの種子も、
同じような素敵な綿毛を持っているのだとか。
ツル植物は、巻きつく相手を絞め殺してしまうほど生命力が旺盛ですから、
兄弟たちと競合せずにすむよう、遠く遠く、
ひとり新天地へ至るための、絹糸の翼が必要なのでしょう。

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