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もしも東京に暮らしていたら、
ユニクロに行列していたかもしれない、今日のわたし。
でもここは銀座ではないから、
現実のわたしはひとり、飯出山に登ります。

予想外に雪が残っていてびっくり。
登山口まで車で侵入できずに、県道脇に駐車して歩き始めます。
まだ作っている田んぼが何枚かあるのですけれど、
降り積もった雪の上を、
我が物顔で走り回っているタヌキの足跡が、びっしり残っているのが愉快です。
寒さもなんのその、春が来たのが嬉しくて、はしゃいでいるのかな。

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飯出山祭の日に父が生まれたので、我が家では勝手に、
父の守り神と思われている修験の霊山です。
夏には車道も通っているので、子供時分からの思い出の多い山です。
今日ここを選んで登るのは、
マンサクの花に出会えるかもしれないと期待しているからです。
早春の山でいち早く、線香花火みたいな花を頭上に散らせるマンサクは、
「まんず咲く」という東北弁が語源とか。
大佐渡でもよく見かけるようですが、小佐渡では飯出山道が多いと聞いています。

思惑が外れて、登山口から早速、かんじきを装着して登り始めます。
尾根伝いの道に入るまでのだらだら坂は、
左右に古い山ん田を望みながら進みます。
修験者たちの、敬虔な祈りの道が、同時に、
山ん田を見回るための、毎日の生活の道でもあった、不思議な飯出山道。

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それにしても立派な山ん田が、川筋からずうっと、山頂まで、
険しい山の斜面を駆け上がっていく光景には圧倒されます。
放棄されて随分経つみたいだけど、山ん田の記憶はとどまり続けています。

木の芽はまだ固いなあ。いくら春1番に咲くとは言っても、
本当に咲いているかしら。
このコブだらけの木はなんだろう。あちこちが関節みたいに膨らんで、
エル・グレコのフレスコ画みたい。何本も見かけます。
アベマキという落葉樹は、特にこのようなコブを発生しやすいようです。

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背の高いヤマナラシの白い幹は、やっぱりハンサムだな。
ついつい見とれて足が止まります。

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さて肝心のマンサクはどの木かしら。
マンサクの木は、冬でも枯葉を落とさないので、
それが目印になると聞いたことがあります。
あ、これかな。

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案外細身の低木です。木々の背丈が低くなりはじめる、
稜線付近から目立ってきました。

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去年の実が残っています。
花は奇抜ですけど、果実はけっこう普通なんですね。
芽はまだ固いなあ。
春の日差しはうららかですけど、まだ雪がたっぷり残っています。

稜線はあきらめて、一番標高が低いところのマンサクを見上げたら、
雪解けの水滴みたいに、枝先に嬉しい、小さな蕾。
殻が裂けて、花弁の色がのぞいています。

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もうひと息で咲きそう。
もしかして、何かの間違いで、ひとつくらい咲いてるんじゃないかしら。
血眼になってあたりを探し回りましたけど、
間違えるわけないか。
まず咲いて、春を知らせる大任を負っているんですものね。

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