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2011.01.14 冬びいき
毎日毎日、雪に塗り込められて過ごしています。
この冬は冷え込みが厳しく、雪がずんずん降り積もります。
新年を迎えて以来、ここ数年のようには気温が高くないので、
雪がさらっとしているのは救いです。
雪が湿っていて重いと、重みで木が折れて、停電することが多いのです。
去年もおととしも、丸二日ずつくらい停電しました。
沢の出水をポンプで上げて使っているので、蛇口から水が出なくなって本当に困るのです。

冬が冬らしく、ちゃんと寒いのはうれしいことです。
子供の頃の冬はいつもこんな感じでした。
越後と違って、佐渡は雪は少なめですが、風はいつも強い。
寒風に吹かれながらの登下校は大変でしたが、まっさらの雪原のような田中の道に、
新しい一歩を記すのは心躍る瞬間でした。

外が吹雪で、何の用事もないような冬の日、
わたしは気張って、丸々一日、家の中で過ごします。
薪ストーブを贅沢に焚いて、足元が冷えるのであんかを用意して、
前日の夜に焼いておいたケーキをつまみながら、机に向かいます。
少しでも天候が良いと、とにかく外に出なくちゃ、と思ってしまうけれど、
吹雪なら、その必要はないでしょう。
今日はどこにも行かなくていいんだと思って、心底ほっとします。
残念ながらそんな日は、一年に数度、あるかないかですけれど。

わたしはずっと日本海側で暮らしてきましたが、
一度だけ、冬の太平洋側に行ったことがあります。
冬の1月だというのに、空には雲ひとつなく、どこまでも晴れ渡り、
空の高みをめがけて、上へ上へと伸びた木の枝は、天頂を振り仰ぐほどに高い。
雪国では、圧雪樹形(あっせつじゅけい)といって、
雪の重みに耐えるために、木々の背は低くなるのです。
大人も子供も外に出て、公園でおおはしゃぎ。
とてもここでは暮らせないと思いました。
太平洋側の出身の人は、日本海側の暗い冬に気が滅入って、
鬱になってしまうこともあるとか。
きっとわたしは逆なのです。
冬中、こんなに晴れていたら、落ち着かない心地になって、
毎日、わけもなくそわそわして過ごすでしょう。
それよりは雪に塗り込められて、
じっと家の中で春を待つほうが、わたしの性分には合っているのです。

雪のおかげで、助けられることもあります。
どうやらここ数日、家にイタチが入ってきているようなのです。
テンが入っていたこともあります。土間にあるものを何でも食べ散らかすので、
さすがに頭にきて、大きな穴はすべてふさいであります。
秋口のころから、二階の床下にネズミが住み着いていました。
これが大変な厄介者で、断熱材にもぐりこむ音や、壁をかじる音がうるさくて、
夜中にしょっちゅう目が覚める始末。
今朝も暗いうちに起こされて、またかと思っていると、
どたん、ばたばたっ、といつもとは違う大きな物音です。
直感的に、ネズミよりも大きな生き物が来ているとわかりました。

夜が明けて出て行ったのか、静かになったので、二階へ行ってみると、
案の定、縄張りを誇示するかのように、階段に脱糞のあとが。
大型の動物が少ない佐渡で、考えられるのはイタチくらいです。
それにしても、どこから入って来たのでしょう。
何気なく窓の外を見ると、答えがわかりました。
床下から、不自然に始まっている足跡がひとつ。
そのあたりに、水道管を引き込むための穴が開いているのです。
ふふ、真っ白い雪は、なんでもちゃあんとお見通し。
先客のネズミはイタチが退治してくれたみたいだし、あとはこの穴さえ埋めてしまえば、
明日はゆっくり朝寝坊できそう。
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