上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
4月に入ってもまだ、雪がちらついています。
一向に春の気分も盛り上がりませんけれど、
ようやく梅が開き始めました。

IMG_4868_convert_20120403185246.jpg

平安以降、花といえば桜ですけれど、
万葉集の時代には、芳しい梅のほうが愛されたとか。
桜や梨は山にも生えているのに、梅が自生していないのを、
幼心に不思議に思っていましたけれど、
梅は中国からの渡来品で、当時の最先端の花木だったようです。

IMG_4867_convert_20120403184103.jpg

   ぬばたまの その夜の梅を た忘れて 折らず来にけり 思ひしものを
                              大伴 百代


万葉集の梅は、すべて白梅であったと言われています。
そのため、梅の花はしばしば闇夜と結び付けられました。
闇にぼうっと浮かび上がるような花姿や、
目には見えないのに、どこからともなく香りだけが漂ってくるのは、
歌の題材にはおあつらえ向きです。

   東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ
                              菅原 道真


清少納言は、「こきもうすきも紅梅」と書いています。
紅梅を珍重したのは、目新かったのもあるのかもしれませんが、
いかにも“はんなり”な京好みの印象です。
学者の家系であった少納言や道真が梅を愛したのは、
漢文の教養への自負もあるでしょう。
文化の中心が東日本に移る江戸以降には、
再び白梅が粋人たちの心をとらえたようです。

          しら梅に 明くる夜ばかりと なりにけり
                              与謝 蕪村


IMG_4871_convert_20120403185418.jpg

梅が春を忘れず咲くように、農夫たちも春を忘れてはいません。
まだ寒々しいような棚田にも、水が溜められていきます。

IMG_4831_convert_20120403194244.jpg

畦切りは、欠かすことの出来ない、長く、骨の折れる作業です。
10年ほど前までは、誰もがしていたように思うのですが、
あっという間に見かけなくなりました。

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hirukonoama.blog129.fc2.com/tb.php/277-e34e716d
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。