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名にしおはば いざ言問はむ都鳥 我がおもふ人はありやなしやと
                                  在原業平


東国に逃れた在原業平が、京に残してきた藤原高子を想って、
この歌を詠んだといわれるのが、先ごろ、
『とうきょうスカイツリー駅』に改名した、
『業平橋駅』のあたりであったと伝えられています。

どんなことにも、とかく最初は批判がつき物でしょう。
わたしは東京という土地柄や、そこに生きる東京人たちの感覚が、
正直全然わからないのですけど、大都市の喧騒の真ん中で、
1200年前の薫風を、ひそやかにも漂わせていた、業平の名が失われるのは、
もしわたしがその沿線に暮らす者であったなら、日常の中にある、
ささやかだけど、かけがえのない、心の支えをひとつ失うような、
とてもさびしいことのように思われてなりません。

さて、他所はさておき、飯出山のマンサクはそろそろ咲いたかしら。
名残雪が続いているせいか、登山道にはまだ雪が敷き詰められていますけど、
さすがにかんじきは不要になりました。

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この前目をつけておいた木が、一向に見当たらないと思っていたら、
雪が解けて、枝がずいぶん高く、遠くなってしまっていたのですね。
見上げる空一面のマンサク。小さな小さな線香花火が散っているのがおわかりかしら。

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ほらね。栽培のものより、ずっと控えめな印象。

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花木として選別されたものとは違って、花つきもはマチマチ、花びらも小さい。
木の姿は自由気ままで、株立ち傾向があり、けっこうな高木になるみたい。


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なかなか手の届くところに花がないのです。
ようやく見つけた一輪は、花弁の赤味が強めでした。
散り際かとも思ったのですけど、蕾も同じ花色です。

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庭木として使用されるものは、濁りのない濃い黄色ですけど、
自生のマルバマンサクは、花色も自由で、
紅が差しているものをけっこう見かけました。
こっちの花色も、悪くないと思うんだけどな。

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これは奇跡の一輪。まぶしいくちなし色は、春の訪れを告げるのに、
確かに最もふさわしい色かもしれません。

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山ん田では代掻きが始まっていました。
手押し型の耕運機、懐かしいな。
祖父もこれで、あたり中の棚田を、日がな一日、黙々と耕し続けていました。
そういう人生でした。

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