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嵐に見舞われた小木半島に、再び足を伸ばしました。
うらぶれた漁村の婦人たちは、さぞ打ちひしがれているかと思いきや、
驚いたことに、時化で打ち寄せられた藻屑の山の中から、
アラメを拾い集めていました。

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手も動いていますが、おしゃべりも間断なく続きます。
たくましいなあ。
なんだか嬉しくなってしまいました。

今回の遠征には、荒波が、何かしら興味深い、
深い海の生物を打ち上げているのではないか、という期待があったのですけど、
残念ながら、そのような贈り物にはめぐり会えませんでした。

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波蝕台の亀裂に溜まった海水の底に、ウミニナがたくさん沈んでいます。
この貝はそれほど固着能力が高いとも思われないのに、
時化にも流されずに、ちゃんと元の鞘に納まっているのは、不思議です。
海水は白っぽく、まだ少し濁りが残っているようです。

ところで、小木半島をぐるぐる回っていると、
どこの海岸も、いかにも火山岩といった雰囲気の、
黒い岩石で出来ているのですけれど、
特に白木神子岩と、その周辺の岩が黒いのに気付きます。

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これはこの巨岩が、周囲の枕状溶岩などとは違って、
ピクライト質玄武岩という、特殊な火山岩で出来ているからなのだとか。
道の脇に、ごろごろと無造作に積み上げられている黒い岩が、
時化のせいで転がって、所々欠けている部分に目を凝らすと、
その特異性がよくわかります。

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金色の粒々に見えているところは、すべてカンラン石の結晶なのです。
ただの真っ黒い石かと思って通り過ぎておりましたけど、
その含有量には目を見張るばかり。
近くに、このカンラン石の粒がはがれ落ち、
長い年月をかけて集められた、小さな渚がありました。

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ここは、井坪とは逆に、火山岩の黒い砂浜に、
淡い色目のカンラン石が集まっているので、遠目にも、
オリーブグリーンの輝きが、はっきり見て取れます。

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井坪のカンラン石より粒子が大きく、色調が淡いので、
純度の高いところでは、砂全体の透明度が上がって見えます。

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同じ40倍でも、視野に入る数は1/3ほどになっています。
井坪のものは暗緑色でしたが、こちらは黄味の強い萌黄色です。
同じように見える小木半島が、異なる火山岩によって構成されていることが、
ふたつの渚のカンラン石を比べてみると、はっきりとわかります。

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