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例年、新保のお宮入りのあとは、ちょっと疲れが出て、
家に戻ってひと休みするので、
あとのことは全く知らなかったんですけど、
神輿が出ると聞いて、今年は残りました。

この行列には、なんと、あの人も登場するんです。
そう、あの人! 

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この時期、金北山でせっせと種蒔きしている(とわたしが勝手に解釈している)、
猿田比古さんです。
『さん』付けは慣れ慣れしすぎるかしら。

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子供たちには「天狗君」て呼ばれてましたけど。
記念撮影に応じたり、手に手を振り返したりして、気さくな白い天狗様でした。
猿田比古は「先導の神」ですから、御神輿の前を歩きます。

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さらに前方、行列の先頭では鬼が邪気をはらいます。
鬼太鼓はすべてのさきがけなのですね。

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お神輿はとても立派なものです。鳥居をくぐるのもひと苦労。
御簾越しに、御神体の輪郭がぼんやり透けて見えています。
八幡宮を出て、500mほど離れた御旅所(おたびしょ)まで、
国道を通って練り歩きます。

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行列は、ところどころ立ち止まりながら、ゆっくりと進んでいきます。
100m進むごとに、まず、鬼太鼓がひと舞いして、
それから、子供たちの太鼓に合わせて、神楽が歌われます。

行列に参加している氏子さんたちが、
鬼んあとに、トロトロついて行くのんが、長えんだよなあ。
だんだん、風がさあびいなってきたなあ。
などと小声で話しながら歩いているのも、なんだか微笑ましい感じ。

昼間は、ぽかぽかとした陽気に恵まれていましたけど、
日が落ちてきて、少し肌寒い風が、さあっと田んぼの水面を撫でると、
不思議と厳粛な気配が満ちてきます。

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今日はたまたま日曜日でしたけど、例年であれば、平日の、
帰宅ラッシュの時間帯に、ほんの数分とはいえ、
国道を一時的に封鎖して、通ることが許されている。
けれどもこの神様は、1年にたった1度きり、
この神事の間だけしか、外に出て、日の光を浴びることは出来ないのです。
そう思うと、少し寂しい夕暮れの風です。

御旅所では神官の祝詞と、巫女の神楽が奉納されます。
お宮入りの華々しさに比べると、
ここまで残っている観客は多くはありません。

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いつも、鬼太鼓にばかり目がいって気付きませんでしたけど、
本当は、神様の、この束の間の旅が、
今日の最大の祭事だったのですね。

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射手さんの少年たちも、御旅所で衣装替え。
10歳にも満たない幼子たちは、身を清めるのために、
3日前から、神社の敷地内で、おこもりをして夜を過ごすのだそうです。
国仲で最も盛大なお祭は、今日子の比のために、
人知れず、その夜から始まっていました。

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お見事。
夕闇と共に、長い長いお祭の、終焉のときが近付いてきました。

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