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2012.04.25 霧にむせぶ
朝から下界は深い霧に覆われていました。
昼前には一旦晴れて、太陽ものぞいたので、
まだ多少もやがかかったような陽気だったのですけれど、
性凝りもなく加茂湖で冷たい水に浸かっておりました。

樹崎の浅瀬で、急に背中を、ひやっとした風が吹き抜けた、
と思って顔を上げると、すでに深い深い霧に取り囲まれていました。

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急に気温が下がって、強い風が吹いています。
先ほどまで快晴だったのに、太陽もすっかり見えなくなってしまいました。
これは移流霧(いりゅうぎり)の特徴です。

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ひんやりとした春の海の上を、暖かく湿った大気が通過するとき、
温度差で海霧が発生するのです。密度の濃い巨大な水蒸気の固まりは、
海上をさあっと走るように移動します。
佐渡では5月ごろにしばしば発生します。

この霧が、ちょうど、代かきをしている真っ最中の国仲平野を通過するとき、
驚くべき現象が起こります。
水を張った田んぼの表面から、突如として、煙のような水蒸気が立ち上るのです。
温められた田んぼの水際の、湿度の高い空気が、霧の下層の冷たい空気に触れて、
いっせいに結露するのではないかと思いますが、詳しい原理はわかりません。

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真昼の移流霧は、あっという間に通過してしまうので、
普段、こんな光景にはなかなか出会えません。
トラクターに乗って、日がな一日、広大な整地田を耕し続けている農夫たちは、
霧の一部始終を、見ていながら、見ていないような、
いつも通りの退屈そうな横顔です。

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田植えを前に、息を吹き返した国仲平野が、
歓喜のあまり、煮えたぎっているみたい。

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