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2012.05.02 海月日和
2012年 4月20日 12:00 亀脇

春はヒドロ虫の季節です。
そう思わずにはいられないくらい、多種多様なヒドロ虫に出会います。
ヒドロ虫は、綱という非常に大きなくくりなので(たとえば哺乳類は哺乳綱)、
形態も大きさも変化に富んでいるのは当然です。

ヒドロクラゲの中で、最も美しいもののひとつは、カミクラゲです。
広げた触手が、長い髪のように見えるところから名づけられました。
日本近海の特産種です。

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これは、触手を縮めたところ。
カミクラゲは、波の穏やかな海で、上昇と沈下を繰り返しながら、
微細なプランクトンを集めて食べるという、いかにもクラゲ的な生活をしています。
この無数の触手が、すうっと伸びて、
絹糸のように四方に広がった姿を想像してみてください。
いいえ、想像する必要はありません。
ぜひ、実際に探してみてください。

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脳に張り巡らされた、複雑な血管模様のグロテスクさも、見所のひとつ。
このクラゲ、今回は素浜に漂流していましたけれど、
本来、静かな内湾で成熟し、二見や沢根の漁港の奥なんかで多く見かけるのです。
素浜にいくつも現れたのは意外でした。もっとも、
日本海全体は巨大な内湾のようなもの、と例えられる通りかもしれません。

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傘の内部に、コイルを巻いたような生殖腺が並んでいます。
触手の付け根に並んでいる赤い斑点は、眼点と呼ばれる通り、クラゲの目です。

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初夏の代表的なヒドロクラゲはオワンクラゲですが、
今回は、ほかに、3cmくらいの柔らかいヒドロクラゲを何匹も見かけました。

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傘は薄く、柔らかく、触手はサーモンピンクで、
傘の内部にも同色の部分が見られ、これは生殖腺だろうと思います。
残念ながら、手持ちの図鑑では同定できませんでした。

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