上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012.05.05 共に暮らす木
5月5日は立夏、今日から夏に入りました。
今年は閏3月のせいか、まだ、少し肌寒い感じのする初夏です。
下界ではウワミズザクラが咲き始めました。
山のほうでも、蕾の房が上向いてきて、いよいよ準備万端の様子。

このウワミズザクラを、田舎暮らしのシンボルツリーに位置づけている方が、
予想以上に多いので驚きました。
越後や、信州信濃の山のほうでは、本当に人気があるのですね。
家の周りにも、通勤途中の広域農道にも、いくらでも生えておりますけど、
佐渡では誰も見向きもしないのです。
花を眺めているだけでも、十分に素晴らしい木なのですけれど。

わたしにとってのシンボルツリー、
この木と共に暮らしたい、なくてはならない、と思われるのは、
なんと言ってもハナイカダです。
アオキなどと同様、木と呼ぶにはあまりにも小柄な、
薄暗い林床に生育する低木です。
佐渡ではイボナと呼ばれますが、その名すらも知らない人が多いようです。

春先の新芽を摘んで食用にします。
実家の辺りにはいくらでもあって、ゆうげの身のないときなど、唐突に、
イボナ採って来い! と言いつけられて、少女のわたしは夕闇の中を駆けたものでした。

かつては、山の百姓のかさ増し飯として重宝したのでしょうけれど、
イボナを食べている家は、佐渡ではもう、多くはないと思います。
アクはなく、独特の、歯が磨かれるような、
コキュコキュとした食感があって、食べやすい山菜です。

イボナの木は枝が緑色をしているので、冬でも見分けがつきます。
沢沿いなんかに多いのですが、どういうわけか、山の家の辺りには見当たらなくて、
あちこちの小さな沢を物色して、ようやく見つけました。

IMG_1139_convert_20120508080845.jpg

葉の真ん中に小さな粒がたくさんついているでしょう。
これ、蕾なんです。葉の真ん中に花が咲くんです。なんという神秘!
やがて結実して、黒褐色の実をぶら下げるので、イボナの名が与えられたのでしょう。

そのまま味噌汁に放してもよく、わたしは大好物なのでいくらでも食べられます。
おひたしにも向くでしょう。
さっと湯がいて細かく刻み、生味噌と山椒の葉を、
2:1:1くらいの割合で混ぜ合わせた切り和えは、ご飯のすすむ味。
白だし少々を加えて熱湯を注げば、即席の味噌汁の素としても便利です。

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hirukonoama.blog129.fc2.com/tb.php/319-29a14c9a
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。