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最近、歩いています、とにかく、一心不乱に。

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わたしじゃありません。とことこ虫です。
両脇の草がぼうぼうに伸びた細い農道を、ただもう無心に横切ってゆきます。

可哀想に、車に轢かれて命を落とすものも少なくありません。
例年、初夏になると、かなりの数が出現しますけど、
大発生する年には、死骸で道路がまだら模様になるほど。

とことこ虫って、佐渡弁かしら?
もしかしたら、我が家固有の勝手な呼び名かもしれません。
通学路で嫌というほど遭遇しますから、なんでも名前を知りたがる子供のわたしが、
あの毛虫、何? と尋ねると、父も母も、口裏を合わせたように、
とことこ虫、と答えるので、その名を疑いもしなかったのでした。

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小指ほどの大きさの、毛むくじゃらのイモムシは、ヒトリガの幼虫です。
毛の色は、黒から明るい茶色まで変異があるようです。
小さなものは見かけませんから、この決死の大横断は、
終令幼虫(さなぎになる直前の幼虫)が、さなぎになるために、
安全な場所を探しているのでしょう。
毛が長く、大きく見えるので嫌われますけど、毒はなく、
成虫は赤茶とオレンジの美しい色彩をしています。

わたしは全然平気で、素手でも触れます。
ふさふさしていて、ネコジャラシみたい。
でも、どんな毛虫でもそうなんですけど、けっこう脚の力が強いので、
手のひらで、もぞもぞする感触が、ちょっと気持ちワルイ。

とことこ、とは、厚着をして着膨れている状態を示す、
一種の擬態語だろうと思います。
佐渡のお年寄りたちはしばしば使っています。
あるいは、わき目もふらずに前進する姿を表現したのでしょうか。
いずれにしろ、あまりにもぴったりな命名なので、
見るたびに嬉しくなって、その名をつぶやきたくなってしまいます。

とことこ虫、とことこ、とことこ。
まばゆい夏へと、ひたむきに、まっしぐら。

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