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花の百名山(1996年 NHK)にも数えられるドンデン山は、
5月、エフェメラルたちが花盛り。
新緑も映えて、登山に最適な時節となりました。

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山荘までのドライブだけでも、とてもいいものです。
満開のウワミズザクラが出迎えてくれます。
若葉のトンネルは初夏の日差しに照り輝き、
道々の傍らには、雪解けのせせらぎが清らかに斜面を伝い落ちています。
標高が上がると共に、樹高が低くなる高原の雰囲気も魅力のひとつ。

機会があればゆっくり縦走でも、と目論んでいるのですけれど、
取り急ぎ、花を愛でるのが目的ならば、
本気の登山をする必要はないのが、ドンデン山のいいところじゃないかしら。
山荘まで車で上がって、尻立山からドンデン池を巡り、
車道に下りて山荘に戻る、1時間半のコースを歩きます。

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実は、ドンデン高原の尾根は、冬中吹きすさぶ強風のために、
真冬でも地面がのぞくほど積雪が少ないのです。
他方、北向きの斜面には長らく雪が溶け残ります。
稜線の右手の、谷の木々が茶色く見えている部分は、
ようやく雪が消えたばかりで、まだ芽吹いていない状態です。

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まだ雪が残っている場所では、周りだけ茶色く、
外側はすっかり緑色に染まっているのがよくわかります。

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芝生地帯ではエチゴキジムシロが咲き誇っています。

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この花には、ぼんやりした晩春よりも、さわやかな初夏の風が似合います。
稜線は積雪が少ないために、春が早いのでしょう。

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多少とも雪に閉ざされていた低木林地帯には、
遅まきの春がかくれんぼしているみたい。

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エゾエンゴサクの花色が濃い。下界のもののはかなさとはうってかわって、
雪国の花の力強い赤紫です。

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尻立山はイワカガミの宝庫でした。
花色の濃いものもあれば、薄いものもあって見飽きません。
この大好きな花は、写真よりも、実際に群生している姿のほうが、
ずっとずっと素敵です。

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ドンデン池にはまだかなりの残雪があって、ダイナミックに湖面に崩れ落ちていました。
テレビでしか見たことありませんけど、まるで小さな氷河です。
今は雪解け水をたたえている湖も、冬季には完全に雪に覆われてしまいます。

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水の中にいくつも、何かの卵が沈んでいました。
ドンデン池はサドサンショウウオの生息地として知られています。

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低木林の縁には、きらきら煌めくお花畑が広がっていました。
アマナです。このお花畑が、今日の一番のお目当て。

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とても小さい、原種のチューリップに雰囲気が似ています。
大佐渡の尾根近くで、芝生が広がっているような場所なら、どこにでも群生しています。
ありふれた花ですけど、どうしてこの可憐さを、愛さずにいられるでしょう。

普段着に長靴の軽装で歩いたのですが、大量の雪が残っている箇所もあって、
ちょっとひやっとしました。
ほとんど雪の積もらない尾根と、どこよりも積雪量の多い斜面が同居する不思議な山です。
そのことが、多様な植物を育てる、大きな原動力になっているのかもしれません。

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車道に下りたのは、途中、よく知られたシラネアオイの大群落があるからです。
惜しいことに、少し早すぎたようです。
雪の下から顔をのぞかせたばかりの株がほとんどでした。
もう1週間もすると、見ごろを迎えるでしょう。

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薄暗い森の奥に1株だけ、サンカヨウが咲いていたのは、もうけものでした。
初夏の大佐渡を代表する花のひとつです。
どうしてだか、たちどころに心奪う花。

これから6月のレンゲツツジ、コハマナス、7月のシャクナゲまで、
ドンデン山は、何度訪ねても、またきっと来たくなる花の山。
佐渡の誇りです。
わたしは、なんと言ってもこの高原から、
眼下に雄大な日本海をのぞめることが、1番の自慢なのですけれど。

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