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大・産・卵! ①

2012年 6月23日 16:30 多田海水浴場 19.3℃

仕事の関係で夕方にしか入れず、やきもきしながら1日を過ごしました。
この時期、日が長いのには本当に助けられます。
青紫色を帯びたミズクラゲが出迎えてくれました。

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白色のものが圧倒的に多いのですけど、まれに、
神秘的な黄昏の空の色彩をまとうものにも、出会うことがあるのです。

さて、浅瀬を進んで行くと、
どの岩が目指すそれか、遠くからでもはっきりとわかりました。

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たくさんのバイが、たったひとつの岩を差し目指して行進しています。
よかった。まだ産卵が続いているみたい。

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昨日よりはるかに多くのバイが張り付いています。
ネバネバの砂が、周囲に網を張ったように張り巡らされていますけど、
肝心の卵はほとんど見当たりません。

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貝の数に比して、卵嚢の数が全然少ない。
驚いたことに、丸一日たっても、
大産卵は、まだまだ始まったばかりの様相です。
ひと晩で終わるだろうという目算は、ひとえに、テレビで見るサンゴやカニの産卵が、
そうであるという刷り込みから生じた、勝手な解釈にすぎませんでした。
予想外に長期戦になりそう。

人間だったら、連絡網やら回覧板やらで、寄り合いの日程を知らせ合いますけど、
バイたちはどうやって、広い広い海の中で、
同時期に、たったひとつの岩へとたどり着くのでしょう。

ウミウシは、這ったあとに残るわずかな粘液に、種固有のニオイを残し、
互いにそのニオイをたどることで、交接の相手に出会うと言われています。
ウミウシは巻貝の仲間ですから、バイもまた同じ原理で、
仲間を呼び寄せている可能性が高いと思います。
見た目には小汚い砂のカーテンにも、
フェロモンを振りまく重要な役目があるのかもしれません。

小さな巻貝には、十分すぎるほど広大なこの海水浴場のそこかしこから、
危険を知りつつ、昼夜を問わず、ひたすらに歩き続けて、
ひとつの産卵場所へとたどり着いた、いくつものバイたち。
人間の知らない生命の営みに、胸を打たれずにはいられません。

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