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豊岡は前浜の小村のひとつです。

小佐渡の東海岸は、一周線によって、
もとの海岸線を失っているところが多いのですが、
豊岡も例に漏れず、大部分は埋め立てられてしまっています。
集落の中ほどに、小さな祠の乗った、大きな岩がひとつ残されているだけです。

名前は知りません。定かではありませんけど、このような岩は、
単に『立岩(たていわ)』と呼ばれる場合が多いようです。
長浜の『人面岩』も、地元の人たちは立岩と呼んでいました。

この岩は、神社の周囲の森が、鎮守の森として、
しばしば本来の植生を保っているように、
開発にさらされた海岸線にあって、
かつての姿をとどめる貴重な環境となっているようです。

少々遠いこともあって、毎年1、2度しか入らないのですが、
それでも必ず訪れるのは、海中に没しているこの岩のぐるりが、
無脊椎動物たちの素晴らしい楽園だからです。

2012年 7月27日 13:30 豊岡 24.9℃

水深は2m程度ですが、この水深で、
これほど多彩な無脊椎動物を見られる場所は、ちょっと他には思いつきません。

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特に、オーバーハング(逆傾斜)になっている裾野は圧巻です。
色とりどりのカイメン、オウギウミヒドラ、ヤギ、ホヤ、ムツサンゴなどで、
隙間もないほどびっしりと覆われています。

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ネオンブルーやショッキングピンクのカイメン。
どうやったら、こんな濁りのない色になれるのかしら。

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地味な色味ですけど、大型のかたまり状になるカイメンは、
周囲のオレンジ色のムツサンゴが華を添えます。
細かいイソギンチャクに見えますけど、これはれっきとしたサンゴの仲間。

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赤茶色のカイメンの隙間から、なにやら脚がのぞいています。
クモヒトデの一種は、カイメンをすみかとすることが知られています。
住人は1匹じゃないでしょう。この種類のカイメンからだけ脚が出ています。
住み心地の良し悪しがあるみたい。


2012年 7月28日 14:00 豊岡 24.4℃

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オウギウミヒドラは、とりわけサンゴらしい姿をした生き物です。
でも、これはどちらかというと、カヤやヒドロムシに近い仲間です。

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赤紫色の枝から、白い毛が生えているように見えます。
その毛の1本1本がヒドロ花と呼ばれる個虫です。

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粘土細工の木の枝みたいな姿をした、ヤギ。
きれいな扇形に広がっているので、オウギフトヤギではないかと思います。
こちらは、れっきとしたソフトコーラル、サンゴです。

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ヤギはただの棒っきれじゃないんです。
ほら、よく目を凝らしてみてください。全身に粒々が現れてきたでしょう。

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ええいっ、枯れ木にサンゴの花が咲いた!!

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なんて優しいスカイブルー。
粉雪のトゲをまとったサボテンのようにも見えます。

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まだ若い小さなヤギ。ひとつの花はひとつの個虫です。
触手が8本あるのがおわかりでしょうか。
このようなソフトコーラルは、八放サンゴというグループに分類されています。

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ヤギとケヤリムシのシンフォニー。
すべての花が開いていないのが、ちょっぴり残念。

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