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2011.05.29 夏に至る楽園
2011年 5月24日 13:00 16.0℃ 多田海水浴場

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これは海水浴場の沖に積んである、
波消しのテトラポットの周囲に発生したガラモ場です。
水深は3mくらいです。海底から水面まで、
まっすぐに立ち上がって生えている褐藻が、
うっそうとしげる森のようです。
このため、ガラモ場は、ときに海中林などとも表現されます。
海藻や海草が、水中で自分の体を立ち上げているのは、
当然のことのように思われますが、実は高度な進化の結晶です。
水中では水圧がかかるので、沈んでいるほうが自然なのです。
褐藻や海草は、葉や茎に浮き袋をつけたり、空気を蓄えたりして、
このような立位を維持しています。

アマモは今花盛りです。

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とても地味な花で、全く目立ちません。
雰囲気としては、稲穂に似ているかもしれません。

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上へ向かって長く立ち上がっているのが花枝です。
アマモでは、花の咲く生殖枝と、花をつけずに群落を広げたり、
養分を造ったりに専念する栄養枝ははっきりとわかれています。
生殖枝は開花、結実すると、梅雨時の時化にもぎ取られて流されてしまいます。
夏、この海水浴場が、いくらかの人びとによってにぎわう頃には、
栄養枝だけが生い茂る草原の様相に落ち着いています。

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このアマモはひときわ背が高く、大株になっています。
スゲアマモです。
ふつうのアマモは、スギナのように横に地下茎を這わせ、大群落を形成しますが、
スゲアマモは横へは広がらず、ススキのような株立ちになります。

多田海水浴場は、素晴らしいアマモ群落の景観を楽しめるばかりでなく、
多種多様な海草を手近に観察することの出来る、海草の楽園です。
わたしの知る限りでは、多田では4種類のアマモが見られます。

IMG_9611_convert_20110529104607.jpg

これは、ちょっと、どのアマモなのかわかりません。
アマモの株元にごちゃごちゃっと密生しています。
コアマモという種類もあるのですが、もっと葉が細く、まばらに生えます。
アマモの若い苗は、もっと大きく、やはりまばらに発生します。
葉長は10cmくらい、平行脈は5本あります。
平行脈の数から推察すると、アマモかスゲアマモだろうと思います。
わたしはスゲアマモの実生苗を見たことがないので、
その可能性があるかもしれません。
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