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スカイラインに登ったついでに、乙羽池まで足をのばしました。
中央の浮島の草紅葉が、鮮やかに浮かび上がって見えます。
梢の合間からのぞく、青空までもが、暗い湖面に映りこんで、
世界が逆さまになってしまったみたい。

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ここまでやって来たのには、理由があるのです。
農上がりのこの時期、湿った樹下には、森の妖精たちが続々と姿を現します。
森の妖精、それは、キノコ!
お目当てのツキヨタケは、湿潤な環境と、ブナの枯れ木を好みます。
乙羽池は、私の知る中では、車で気軽に行くことの出来る、最適の場所です。

乙羽池にツキヨタケが生えている、と確信があるのは、
以前に見たことがあるからです。
それは20年前、わたしがキノコオタクの中学生だった時分にさかのぼります。
その名の通り、月のように光るという神秘のキノコをひと目見たいと、
母親にせがんで、秋の農繁期が終わるころに、連れて来てもらったのです。
湖畔の立ち枯れのブナの幹に、びっしりと生えそろったツキヨタケを摘んで帰り、
皆が寝静まった夜更け、そっと開いた袋の中で、
燦然と光り輝いていたツキヨタケを、
今もはっきりと思い出すことが出来ます。

そのときの立ち枯れのブナは、今もまだ同じ場所にたたずんでいましたが、
さすがに古くなりすぎているようです。
池の周りをぐるっと歩いてみましたが、遊歩道の近辺には見当たりません。
あきらめかけたころ、サラシナショウマの群生する斜面の奥に、
何かの倒木が横たわっているのが見えました。

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かなり大きなブナの倒木です。
近づいて見ると、表面にキノコが生え始めています。
間違いありません、ツキヨタケです。

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このキノコは、ひだの付け根に首輪があるのが特徴なのです。
よく、ヒラタケに似ている、と言われますけど、
素人でも、図鑑を読んだことがあるなら、まず間違いません。
ヒラタケには首輪がないのです。
また、ツキヨタケはブナを好みます。
一方のヒラタケは、父が申しておりましたように、特にケンポナシを好むようです。
ツキヨタケに類似しているのは、むしろムキタケというキノコで、
佐渡ではほとんど食べられていません。
ツキヨタケは、縦に裂くと、ひだの付け根のところが黒色をしているので、
この点でムキタケとも区別することが出来ます。

さて、今回わたしには、もうひとつの目的があるのです。
それは、中学生のころには決してかなわなかった夢、
森の奥深くで、月夜に光るツキヨタケの、ありのままの姿を見る、という夢です。
昼間に来たのは、その下調べのためでした。
夜の暗闇の中、慣れない森で、発光しているとはいえ、
ツキヨタケを探し出すのは、まず不可能でしょう。
場所はわかりましたから、日を改め、日没後に再訪することにいたします。

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