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2011年 6月 5日 13:30 二見元村 18.0℃

以前多田はアマモの楽園である、と書きましたが、
二見もまた海草の楽園です。
前者が外洋型の楽園だとすれば、
後者は内湾型といえるかもしれません。

ここではアマモ3種と、ウミヒルモ1種の、
計4種の海草を観察することが出来ます。

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生殖枝がたくさん上がっています。

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これが花です。花と言っても、海草の花は、
めしべとおしべだけのような、単純な構造である場合が多いのです。

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アマモ場のまわりには、モンブランケーキのように積み上げられた、
砂の塊がいくつも点在しています。
これはタマシキゴカイのフン塚です。
砂の中のアマモの枯葉などを、砂ごと呑み込んで、有機物だけをこしとって食べます。
残った砂は、塚の中央からひも状に排泄されるので、
積もり積もってこのような形状となるのです。
じっくり見ていると、砂が押し出される様子を観察できる場合があります。

モンブランの山の谷間をぬって進んでいるのは、トゲモミジガイです。
その名の通り、周縁にたくさんの太いトゲを備えています。
ヒトデの仲間は、愛くるしい見た目に似合わず、
自らの胃を吐き出して二枚貝の内部に滑り込ませ、
そのまま中身を消化してしまうような、獰猛な肉食系が多いのですが、
モミジガイの仲間はゆっくりと砂地をはいまわり、
落ちている有機物を拾い歩いているような、きわめて穏健な性格です。
二見や加茂湖ではトゲモミジガイが、
両津湾岸の砂浜ではモミジガイが優勢になるようです。
何かしらの棲み分けがあるのかもしれません。

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こちらにも何かが這った跡があります。
足跡の先端には、カニモリガイがいました。

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これも、砂や泥の上を這い回って、有機物を食べている巻貝です。
このような巻貝がいるということは、ここが、水中の細かな有機物、
プランクトンの死骸などが、静かに沈殿するような、
非常に穏やかな海であるということを示しています。
加茂湖ではウミニナやホソウミニナが多く、カニモリガイは見かけません。
一方二見では、ウミニナはほとんど見ないようです。
こういう棲み分けには、何か意味があるのだと思うのですが、
はっきりとはわかりません。
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