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2011年 6月 9日 14:30 長浜・人面岩 20.7℃

先日、静かな海では、褐藻が塔のように長大に育つことをお話しました。
もう少し波当たりの強い海では、どうなるのでしょう。
厳しい季節風が吹きつける冬、北西に面した海岸は、荒れ狂う波でもみくちゃにされます。
こういうとき、水面まで達するような背の高い状態は不利です。
波で千切られたり、根こそぎさらわれたりする可能性が高くなるからです。

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長浜では褐藻の背丈は1mくらいです。
それでも、この海岸は海藻の種類が豊富なほうで、多様性は高いと言えます。
もっと荒々しい相川の沿岸では、海藻の種類はより限定的になります。
透明度は高く、わわゆるキレイな海ですが、物理的には苛酷な環境なのです。

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今は海藻の老成期なので、そろそろ枯れ始めています。
海底に骸骨のように横たわっているのは褐藻の茎です。
気泡という無数の浮き袋によって、キリリと直立していた褐藻も、
胞子を放出し、役目を果たしたあとは、流されたり、水底に沈んだりして、
夏の休眠期へむけて姿を変えていきます。

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褐藻の葉の間に、同じような色をした1cm弱の節足動物が群がっています。
よく見かけますが、ちょっと名前がわかりません。
エビのような感じで、アミに近い生き物だったかと思います。
藻場に住む小魚たちの格好のエサになります。

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この時期ガラモ場では、いろいろな種類の稚魚を見かけます。
褐藻の葉陰は安全性の高い住居です。
これから褐藻が枯れ上がり、海の冬が来ると、
彼らにとっては試練の季節となります。
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