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丸一日、西三川のほうで仕事があって、帰り道、
真野湾越しに国仲を見た時に、
地平線際にまっすぐな雲の線が見えていたので、
おや、と思いました。
15時すぎに両津に入ると、加茂湖が白いもやに霞んでいました。

IMG_0234_convert_20140331211011.jpg

またPM2.5が現れたのかと思ったのですけど、
両津港まで行くと、寒い霧が横殴りに流れているのが、
はっきり見えるほどになり、かなり視界が悪くなっていました。
どうやらここ数日のポカポカ陽気で、早くも移流霧が発生したようです。
霧は2時間ほどでおさまりました。

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霧が晴れると、波止場に「ときわ丸」が接岸していました。
4月8日から就航する新造船です。
道行く人々が、家路を急ぐ車を止め、散歩の足を止めて、
ぼうっと、ピカピカの船を見上げていました。
足元もおぼつかなそうなおじいちゃんが、
一生懸命写メを撮ろうとしていたのが微笑ましい。

夕日に染まる「ときわ丸」を見ていたら、去りゆく「おおさど丸」のことが、
急に愛しく思えてきました。
「おけさ丸」が就航してからは、随分邪険にしてまいりましたけど、
わたしが子供のころには、「おおさど丸」「こさど丸」の時代で、
「おおさど丸」が一番大きな、一番素敵な船でした。
自分の乗る便が、「おおさど丸」に当たると、
旅の価値が格段に上がるような心地さえしたものです。
乗り物に酔いやすかったわたしにとって、
一番頼もしい、一番安心できる船でもありました。

わたしを、生まれて初めて島の外へ連れ出してくれたのは、「おおさど丸」でした。
片道切符で島を離れた15の春、
蒼ざめた顔で奥歯を食いしばっていたわたし目に、
島の輪郭を見せてくれたのは、「おおさど丸」でした。
潜水士として、初めてスクリューの点検に同行させてもらったのも、
「おおさど丸」でした。

いくつもの、忘れえぬ思い出と共にあった「おおさど丸」、ありがとう。
わたしを未来へと運んでくれた「おおさど丸」、ありがとう。
今後はギリシャに買い取られることが決まっているそうです。
ギリシャは、海運王の国とも言われています。
世界へと旅立っていく「おおさど丸」、さようなら。

これからも、人々の夢と人生を乗せて、
愛され続ける船であってほしいと、切に願ってやみません。

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