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2011年 6月13日 9:30 長浜・長浜荘 20.4℃

1ヶ月ほど前には、たくさんのウミヒドラが波に揺られていました。

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オオタマウミヒドラのようです。
ヒドロ虫はクラゲの1種で、これは親株のようなもの(クラゲはそこから生まれるクローン)なのですが、
驚くべきことに、花のような先端部からではなく、株元からクラゲを発生させるのだとか。

今回はもう、クラゲになったあとだったのか、
わずかに柄が残っているものもありましたが、ほとんど消失していました。

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ここは、真野湾の出口に近い長浜のはずれなので、冬の風当たりはけっこう強いのです。
そのせいか、ガラモ場はあまり発達しておらず、手前の、ピンク色に見えている岩のように、
サンゴ藻(サンゴの仲間ではなく海藻)や紅藻がよく繁茂しています。
紅藻は今が見頃で、素晴らしい発色をしています。
夏までには溶けてなくなるか、著しく退色してしまうものが多いようです。
中央に黄色く見えているのは褐藻ですが、30cmくらいしかありません。

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水面すれすれのところに、モヅクのような海藻がびっしり生えていることがあります。
これ、生え方が独特なのですぐにわかると思います。
ウミゾウメンという紅藻で、モヅクとは別の仲間なのですが、同じように食べることが出来ます。
この海藻を見ていると、潮間帯とか、飛沫帯とかいう概念が理解しやすいように感じます。

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隠れ場所がなく目立つせいか、あるいは潮がよく通るせいか、
魚影は濃いところです。いろいろな幼魚の群れ、
岩礁性のアイナメやナベカ、クロダイ、キュウセンもよく見かけます。

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今は産卵期を迎えているアメフラシが目立ちます。20cm以上の巨体もちらほら。
これはアマクサアメフラシではないかと思います。
普通のアメフラシのように、雨だれ模様が明瞭でなく、やや小ぶりなものが多いようです。

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大きな岩には褐藻が生えているのですが、ちょっと気になるのは、
このあたりの、あまり大きくない転石には、ほとんど海藻が発生していないのです。
波当たりが強いので、石が動いてしまって生育できないのかもしれません。
それに、石が皆、白っぽく見えるでしょう。
表面に石灰藻という藻類の1種が付着しているせいだと思います。
これは磯やけした海岸ではよく見られる現象で、
こうなると、他の海藻は定着しにくくなると考えられます。
いつだったか、ここでシタダミ拾いをしていた地元の方が、
このあたり、いつのまにか、石がみーんな白くなっちゃって・・・
とおっしゃていたのが忘れられません。

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海藻が少ないので、他の生き物が目立ちます。
ブツブツと穴の開いたスライムのような物体は、カイメンです。
紫、黄緑、ピンク、オレンジなどなど。
海の生き物には、どぎつい色彩のものが多いのは、どうしてなのでしょう。

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帰り道、長浜の反対側のはずれ、滝脇まで戻ってくると、
こちらは湾の奥部で波当たりが弱いので、褐藻の先端が水面を覆っています。
国仲育ちのわたしにとって、長浜は、
身近すぎて特別さのない、つまらない海岸のような気がしていました。
こうして改めて見てみると、どうしてなかなか、学ぶところの多い興味深い海ではありませんか。
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