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2014.10.27 花ぞまがへる
弟の結婚式が近いので、あたふたいたしております。
母がおりませんので、かわりに、
妹の振袖やら、義叔母の留袖やらを準備しているのですが、
はてさて、何がどこにしまってあるものやら。

かれこれ10年近くも前に、母の知り合いで、
もと芸者さんという方から、教室などではなくて、本当に好意だけで、
教えていただいて、なんとか自分の分だけは着ることができます。
今でも着物を着て生活しておられる方の着付けなので、
腰紐3本だけで、どんなに動いても着崩れません。

結婚式の時くらい、着せてもらったら、とも勧められましたけど、
自分で着られないのなら、着ない。
それがわたしらしいのではないかと思って、ちょっと意地を張っておりますの。
だって、着物を着る、という動作のひとつひとつに、
いろんな人の思い出が詰まっているんですもの。

IMG_1098_convert_20141027215950.jpg

二階の窓からふと外を見遣ると、枇杷の花が満開。
枇杷って、夏の果実という印象でしょう。
でもその花は、初雪に先がけて白い花びらを散らすのです。
枇杷の夏はここから始まっているのです。

わたしの20代は、振り返ってみれば、
枇杷の花をじっと見つめながら、
いつかやってくるはずの実りの夏を、
まだ不確かな夏を、
悶々と待ちわびているだけの日々でした。
そんな日々の中にも、かけがえのない出会いがいくつもあって、
それが硬い種ともなり、甘い果肉ともなるのだと、
今もわたしは信じているのです。

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