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7月2日が半夏生(はんげしょう)でした。
この夢見るような美しい七十二候の名称は、
半夏という薬草の生える頃を示していると言われています。

半夏は、サトイモ科のカラスビシャクの塊茎のことです。
カラスビシャクは、山郷のありふれた雑草です。
ツユクサなどと同じく、起源の古い帰化植物なのだとか。

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我が家のものは、今はもう繁茂して結実しています。
うっとりするような言葉の響きには似合わない、地味な草姿なので、ちょっとがっかり。

もうひとつ、ハンゲショウと呼ばれている植物があります。
半夏生、もしくは半化粧であると言われています。

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開花期に葉の半分ほどが白くなるので、半化粧。
花は地味です。この地味な花でも見つけてもらえるように、
花弁を発達させる代わりに、葉を鮮やかな白に染め上げるのです。

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ハンハンゲショウの葉が白くなるしくみは、マタタビの葉が白いのと同じなのだとか。
葉が緑色なのは、葉緑体の色ですが、
表面の葉緑体をなくすことで、白抜けさせているのです。
白く染めるのではなく、色を抜いて白くしていたのです。
マタタビも、枝裏にひっそりと咲く花をアピールするために、葉を白くすると考えられています。
開花期が終われば、せっかくの一等地を更地にしておくのはもったいないことですから、
表面にも葉緑体が生じて、鮮やかな白はいつのまにか消えてしまいます。

ハンゲショウは湿地性の植物で、現在では分布地が非常に限られています。
佐渡では加茂湖畔の2箇所に群落があります。
輝く純白は、かつてここが、
里と海の接する豊穣な境界地であったことを彷彿させます。

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