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このあいだ、ずいぶん積もってしまったので心配していた雪も、
ここ何日かですっかり溶けてなくなりました。
今日一日晴天の予報だったので、
サクラガイでも拾いに行こうと思っていたのに、
期待していたほどのことはなくて、午後には雲が厚くなってしまいました。
あまり気が乗らないのですが、地面が見えている今のうちに、
どうしてもやらなければならない冬支度があるので、
そちらを済ましてしまうことにしました。

トイレの中身を抜いておかねばならないのです。
今借りて住んでいる家のトイレは、コンポストトイレです。
これ、聞かれてもうまく説明できないのですが、
生ゴミ処理用に、庭先に置いておくコンポストがあるでしょう。
あのコンポストの上に、洋式便座が乗っかっているような代物で、
用を足したら土をかけておきます。
便槽の下に引き出しがついていて、
溜まった土(と排泄物)を時々抜いてやります。
抜いた土(と排泄物)は、畑に埋めます。

わたしはトイレの土(と排泄物)を宝物と呼んでいます。
この家の畑は、斜面を削ってならしたばかりの土地で、
まったく肥料っ気のないひどい荒地です。
一年目は雑草も生えなかったとか。越してきてすぐ、
荒地でも育つというハーブを数種類植えてみましたが、
ことごとく枯れました。
お百姓さんに相談すると(かくいうわたしも百姓の娘ですが)、
こういう土地を畑にするには、最低でも十年はかかると言われました。
いま、それでもわずかばかりの収穫を得られるのは、
宝物のおかげです。
宝物を埋めた場所だけ、農作物が育つのです。

一人暮らしなので、年に3~4回抜けば済むことです。
それでも心が浮き立つような、楽しい行事ではありません。
ついつい先延ばしにしてしまうのですが、
これをしなければ来年のじゃがいもはない、
と思うから、えいっと気合を入れてやるのです。

大家さんがこの家を建てて、新築のお祝いに初めて訪れたとき、
なんて画期的なトイレだろうと思いました。
こんなトイレのある家に暮らしたい。
まさか数年のうちに実現するとは、夢にも思わなかったけれど、
その気持ちは今も変わっていません。
このシステムなら、塩素を一切使わずに、
自分の排泄物を、自然に還元することが出来ます。
わたしは「自給自足」という生き方には懐疑的ですが、
自分の排泄物を自分で処理しているのだ、と思うと、
少しは誇らしい心地がします。

宝物をすっかり埋めてしまって、トイレを磨き終えると、
ああ、すっきり。
これで来年の春まで、「いつ抜くべきか」と苦悩する必要はなくなりました。
じゃがいもも植えられます。わたしは断然、「男爵」派です。

明日は冬至です。今夜のうちにかぼちゃを煮ておくとしましょう。
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