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2011年 7月14日 12:00 二見元村 27.4℃

猛烈な勢いで水温が上がっています。
盛夏、海水温が30℃近くなる二見元村では、
褐藻が著しく枯れ上がる夏枯れが起こります。

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白い骨のような褐藻の茎が、一面に横たわっている姿は無残ですが、
これは毎年恒例のことで、
時期が過ぎればもとの豊かなガラモ場がよみがえります。

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アマモの生殖枝は失われつつあります。
かわりに栄養枝が大きく育っています。繁茂したアマモは、これから10月ごろまで、
さんさんと照りつける太陽の光を浴びて、栄養を蓄えます。

今日は、砂浜のテトラポットまわりをご案内しましょう。
こういう人工物に手放しで賛成はできないのですが、ほかによりどころのない砂浜では、
重要な生態系の場になっていることが少なくありません。
海域によって個性があり、二見は、
植物プランクトンが豊富なので、その影響がよく現れていると思います。

テトラの内側は褐藻がよく繁茂するので、その夏型が表面を覆っています。
外側はちょっと様相が違っていて、多少とも波当たりが強まるせいか、
大型の海藻は少なくなるようです。

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表面の大半を覆っているのはサンゴモで、水面下のテトラポットはピンク色をしています。
ところどころ、オパールのように輝く宝石が散らばっています。

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ヒラワツナギソウです。比較的短命な海藻で、夏のこの時期が見ごろです。
目の覚めるようなサファイアブルーが多いのですが、ヒスイ色をしたものも見かけます。
佐渡沿岸のどこでも発生します。
どちらかといえば、温かくて穏やかな海を好むように見受けられます。

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テトラポットの下のほうには、カキの仲間だと思うのですが、
二枚貝がたくさん付着して口を開けています。

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海藻に混じって、白い羽のようなものが生えています。
これ、一見すると海藻かと思うのですが、れっきとした動物です。
繊細で神秘的なこの生物は、あのヒドロ虫の仲間です。
ですから、素手で触ってはいけません。
試したことはありませんが、軽い痛みがあると言われています。

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こちらはクロガヤです。シロガヤは、岩場ならどこでも見かけますが、
わたしは、クロガヤを見たのは二見だけです。
シロガヤはたいてい岩陰に生えますが、クロガヤは褐藻の茎に生えるようです。

ヒドロ虫の仲間は、至る所に発生していますから、
岩場で泳ぐ際には、肌を露出せずに、靴を履き、手袋をはめて泳ぐことをおすすめします。
人間は海の生き物ではない、ということを謙虚に自覚し、十分に身を守る必要があると思います。

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