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2010.12.23 ふゆる冬
12月22日は冬至でした。一年で一番短い昼と、一番長い夜。
夏至や冬至の前後1、2ヶ月ほどは、昼と夜の長さが極端にアンバランスになります。
こういうふうに、「世界の不均衡」が生じる時期に、
自然と共に暮らしていた古代日本人たちは、
精霊を祭るための重要な祭事を執り行ってきました。
今、古代人と書いたのは、遅くとも縄文期の人びとであって、
奈良期ですら近代的すぎる、というのが、折口信夫の考えだったようです。
詳しくは、
『古代から来た未来人 折口信夫』 中沢新一 ちくまプリマー新書
をどうぞ。
忘れられた民俗学者・折口信夫の、驚異的な思考の一端に触れることが出来ます。

折口は、冬至の前後には、
(この世に恵みをもたらす古代の神である)「精霊の増殖と霊力の蓄えが行われる」
と考えました。だから冬は、ふえるとか、ふやすを意味する「ふゆ」と呼ばれるのである。
わたしは民俗学のことは皆目わかりませんが、
海を見ていると、この考えの正しさに愕然とします。
冬、海藻は生い茂り、
荒れ狂う波が、大量の酸素を海中に溶かし込みます。
産卵のため、普段は100mくらいの深い海に暮らす魚たちまでもが、
岸近くまで上がってきます。
早春、日が差すようになると、雪解け水が一気に海へと流れ込みます。
豊富な陸水の養分と、降り注ぐ日の光を受けて、
植物プランクトンが爆発的に増殖します。
プランクトンはたくさんの稚魚を育てます。

古代人はこういうサイクルを、科学的には知らなかったでしょうが、
経験的に、実感として理解していたと思います。
豊かな海の恩恵は、厳しい冬の賜物なのです。

さて、昨日のうちに煮ておいた人参とカボチャが軟らかくなっていたので、
ミキサーにかけて、塩で味付けします。
スターアニスをほんの1分沈めておいて、香り付けをすれば出来上がり。
本当にこれだけ。
ポタージュっぽい雰囲気ですが、牛乳もタマネギも油もなし。
今は疎遠になった知人から聞いたレシピですが、簡単でおいしいので、
この時期何度も作ります。
もともとどなたのレシピだったかは、聞いたのですが、忘れてしまいました。

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