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明け方、強い雨が降りました。
思い返せば、二週間ほど降らなかっただけなのですが、
山の木の葉の色が変わり、雑草がちぢれるほど厳しい日照りでした。

今日、さっぱりと洗い流された清潔な風に吹かれて、
ほっとひと息ついているのは、人間ばかりではなさそうです。

2011年 7月26日 13:30 二見元村 27.5℃

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二見にもちらほら、海水浴の人影が見えるようになりました。
もっとも、ほとんどが地元の方たちのようです。
わたしの一番(か二番)のお気に入りのこの海は、オコゼの巣窟なので、
一般の海水浴客にはやや不向きかもしれません。

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驚いたことに、前回まで全く見つけられなかったノトウミヒルモが、あちこちに繁茂しています。
この2週間で、一気に生育した可能性がないわけではありませんが、
おそらくわたしが見落としていたのでしょう。
ともかく、8月に間に合ったのは幸いです。
この海草は、8月中旬ごろ、開花します。
蕾までは確認したのですが、開いた花はまだ未確認です。
週に2度くらいは入っていたのですが、去年は確認できぬまま、いつのまにか種が漂流していました。
今年も懲りずに挑戦したいと思っています。
海草にしては、わりと花らしい花ですよ。

ウミヒルモ属は、大きなシュートを発生させるアマモと違って、
地下茎で広がり、小さな葉を砂の上にのぞかせるだけです。
花は葉の付け根にひっそりと咲きます。砂にうずもれて見えないことも少なくないでしょう。
この海草、なんとなく南国の雰囲気がありませんか。
ウミヒルモ属のほとんどは、沖縄を中心とした南日本に分布しています。
もっとも北方まで適応しているのが、日本海特産種のノトウミヒルモです。
青森県で報告があります。

ウミヒルモの花を狙う8月、その特性上、わたしは砂の上に目を凝らします。
すると砂底とわたしの距離がぐっと縮まって、
今まで気付かなかったたくさんの生き物たちに目が留まります。

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これ、ヒモムシの仲間だと思います。
名前の通り、1mくらいの長い紐状の生き物で、
実物を見たことはないのですが、雰囲気はサナダ虫に似ているのではないかと思います。
昼間、砂の上に出ていることは滅多にないのですが、けっこう獰猛な生き物のようです。
この写真を撮った直後、小さなハゼがヒモムシの体をまたいだのに驚いて、
するすると元の巣穴に隠れてしまいました。

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こういう小さな穴は砂底に無数に開いています。
砂浜に暮らす生き物の多くは夜行性で、日中は穴の底にじっと身をひそめています。

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これは、本人は隠れているつもりかもしれませんが、随分中途半端な状態です。
ヒカリウミウシです。アマモの生えている砂~泥の海底に暮らすウミウシです。
真野湾と加茂湖ではよく見かけます。

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拾い上げるとすぐ、体を左右にくねらせて泳ぎ始めました。
このウミウシは、泳いでいるのによく遭遇します。泳ぎに自信があるみたい。

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比較的大型のウミウシで、全身の茶色と黄色の斑点や、大きなエラが素敵です。
その名の通り、エラの横の突起が発光するといわれています。

このくらいの水温だと、スーツなしはやっぱり寒いですね。
年に1、2回しか泳がないという、多くの佐渡人の気持ちもわからないではないです。
30℃を超えると、海の生き物にとっては過酷ですが、人間のほうはだいぶ楽になります。

岸に上がって、日に温まりながら、ぼんやり足元を見ていたら、
老化した褐藻の葉が、なにやら不自然な動きをしています。

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ヒメメリベです。メリベ!
会いたいと思っていました。これはもうほとんど神様の贈り物。
そんなに珍しいウミウシではないでしょうが、
この擬態を見破るのは至難の業だと思います。

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メリベの仲間は顔全体が口になっています。
上あごだけの“ど根性ガエル”のような顔です。
この口を大きく広げて、獲物を丸呑みにしてしまいます。

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波打ち際でアオスジアゲハが数頭、吸水していました。
雨が降らないので、やむなく海水を飲んでいるのでしょうか?
塩分を体内でどう処理しているのでしょう。

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