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朝からぐんぐん気温が上昇していきます。
家中の窓を開放していたら、迷い込んできたのは夏の貴婦人。

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もしやと思って庭のベンチの陰を見ると、やっぱり。

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スタッズをまとっていた凶暴なパンクの女王も、優雅な翅に召し変えて、
無事にデビュタントを迎えたみたい。

春先に路地に下ろしたニオイスミレが、枯れたわけでもないのに、
全然新芽が展開しないなあ・・・と思っていたら、
近くのベンチの裏に、犯人がいました。

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これはもうすっかり脱皮してさなぎになってますけど、
皮を脱ぐ前のイモムシの姿でピンと来ました。
ヒョウモンチョウの幼虫です。
夏の高原を優雅に飛び回る貴婦人は、
イモムシ時代の食べ物も典雅なスミレなのでした。

それも、いくらでも生えているような、雑草のニョイスミレには見向きもせず、
葉色の薄いパルマスミレや、フイリスミレや、オトメスミレなど、
スミレの中でも、可憐なものがお口に合うみたい。

大切にしているスミレを丸裸にされて、さすがにいい気はしませんけど、
やがてヒョウモンチョウになるのだと思うと、
ヨトウムシのようにむげにも踏み潰せず、ひとり地団駄を踏むばかり。

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このさなぎ、よく見るとトゲだらけで、しかも一部は、
みがかれた銀のような金属光沢を放っています。
かよわいチョウのさなぎとは思えません。
貴婦人どころか、ラプンツェルを見張っている魔女の手先みたい。
さすがは全身にヒョウ柄をまとう女王様、
お若いときから、過激なパンクファッションがお気に入りのご様子。

雨の日も風の日も、日照りのときでも、
ありんこたちが守り抜いてきた、甘い甘いシャクヤクの蕾。

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わたし、時々、キリギリスに似てるって言われるんです。
どういう意味かしら。
他の植物だったなら、ありんこが登っているのは、
アブラムシが繁殖している危険信号なのですけれど、
この蕾には誰も登れないように、ずうっとありんこ隊が見張っていたのでした。

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驚くべき忍耐力です。
1ヶ月あまりの寝ずの番の末に、ついに咲いた!
母の三回忌に切ろうと思って裏をのぞいたら、やっぱりいました。

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この花は、あんたらちんもん。
母には申し訳ないけど、先客にお譲りいたしましょう。
ありんこたちの粘り勝ち。
キリギリスからアリへ、ささやかな花を贈ります。

最初の春に植えたシャクヤクが、年々株周りを大きくして、
ようやく花芽が上がるようになったのは、去年。

それで気付いたんですけど、まだ固い蕾のうちから、
何匹ものアリがうろうろと歩き回っています。

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甘い蜜か何かを出して、アリをおびき寄せ、
他の虫の食害から、蕾を守らせているんでしょう。
アリは益虫とは言いがたい存在ですけど、一生懸命な姿が、
微笑ましくって、憎めない存在。

この蕾は、おいらちんもん。
そんなふうに宣言してるみたい。

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